「仕事を辞めたい!」
こんな風に思っても、「仕事を辞めます」というこの一言が言い出せない人、多いですよね。気持ちわかります、私もその一人でした。
本当は会社を今すぐにでも辞めたいけど、金銭的なことを考えて不安になったり、職場の人のことを考えて辞めにくかったり……。
というか会社を辞めるだけなのに、なんでこんなにいろいろ考えちゃって、その一歩を踏み出せないのでしょうか?
それくらい、仕事を辞める・会社を辞めるってことは、勇気がいることなんですよね。
この”仕事や会社を辞める勇気”をもつには、いったいどうしたらいいのでしょうか?
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目次
仕事や会社を辞めることを言う勇気がない人が多い

仕事が嫌いでしょうがないのに、仕事を辞める勇気が持てない人は本当に多いですね。
そんな勇気が出せない理由には、以下のようなものがあります。
- 私がいないと仕事や会社が回らないという思い込み
- 職場の人に迷惑がかかるという思い込み
- 会社を辞めること自体悪いことだという思い込み
- 収入がなくなることへの不安
- 会社組織に属さないことへの不安
このような思い込みや不安があるからこそ、仕事や会社を辞める勇気が出せなくなったりするんですよ。
これらの思い込みや不安を解消しないと、次への一歩を踏み出せなくなってしまいます。
仕事や会社を辞める勇気がない人が持つべき7つの思考&行動

仕事や会社を辞める勇気がない人は、上記の思い込みや不安を解消するために、以下の7つの考え方&行動をすることをおすすめします。
このような考え方に切り替えて、行動を起こすことによって、仕事や会社を辞める勇気を持つことができるようになるんですよ。
- 自分がいなくても会社はまわると理解する
- 自分が会社を辞めても職場の人にそこまで迷惑はかからない
- 自分の事を一番に大切にする思考にする
- 会社は何もしてくれない・会社は助けてくれないと理解する
- たくさんの人が会社をやめていると理解する
- 会社をやめても意外となんとかなる
- 在職中に転職先を見つけておく
これらについて、一つ一つ見ていきましょう!
自分がいなくても会社はまわると理解する
仕事を辞める勇気がない人は、自分がいなくなったら会社が、仕事がまわらなくなる…と考えてしまったりします。
特にその人にしかわからない仕事があると、「自分が辞めたらみんなが困るのでは」って思ってしまうんですよね。
私も自分しかできない(と思い込んでいた)仕事があって、辞めることに躊躇していた時期がありました。
でも私が会社を辞めても、会社はその後もフツーにまわっています。。
会社は自分がいなくても、その後もまわっていくものなんですよね。実感しました。
今現在、あなたしかできない仕事があったとしても、あなたが辞めれば別の誰かが引き継いでいくので、会社の経営が破綻するわけじゃないんですよ。
仕事を辞める勇気が持てない人は、「自分がいなくても会社はまわる」ということを、まずはしっかりと理解しましょう。
自分が会社を辞めても職場の人にそこまで迷惑はかからない
また、「自分が会社を辞めたら職場の人に迷惑がかかる」と思ってしまう人もいます。
だからこそ会社を辞める勇気が持てず、そのままズルズルと会社に居続けてしまう…優しい人こそ、このような心境になりがちですよね。
私も会社を辞める前は、このような「迷惑がかかるんじゃないか」という心境になってしまいました。
でもそんなに迷惑がかかることもなく、その後も会社は普通にまわっていましたよ。
「辞める前はあんなに悩んだのに、なんだ辞めても大丈夫だったんだ…」というのが退職後の本音でしたね。
会社を辞めても、職場の人にそんなに迷惑はかかりません。
一時的に多少の迷惑はかかっても、会社って、社会ってそんなものです。自分も他の人から多少の迷惑をかけられたりするし、お互い様なんですよ。
なので、人に迷惑がかかることを気にして退職を躊躇するのはやめましょう。
そこまで誰かのことを思いやるのは、退職時には必要ありませんよ。
自分の事を一番に大切にする思考にする
そもそも、上記のような「会社を思いやる思考」は社会人として大切でもありますが、度が過ぎると危険でもあります。
会社や周囲の事だけを考えて、一番大切な自分自身の事を思いやっていないからです。
自分が辛くてしょうがないのに、
- 会社のその後は大丈夫かな
- 職場の人に迷惑がかかるのではないか
なんて考えること自体、すごく不自然ですよね。真面目な日本人にありがちな考え方ですが…。。
自分より周りを思いやってしまい、自分自身は後回しにしてほったらかしにしているわけです。
これだと、自分の心や体が悲鳴を上げてしまいますよ。
会社や職場の人のことは後回しにしてもいいから、自分自身を何よりも大切にする思考にしてみてください。
自分の本心が「どうしても会社を辞めたい」なら、その気持ちを何よりも優先していいのです。
会社は何もしてくれない・会社は助けてくれないと理解する
なぜ自分のことを何よりも優先していいかというと、いざ自分が心身の健康を損ねた場合、会社は何もしてくれないからです。職場の人も、もちろん何もしてくれません。
健康を損ねてから辞めても、退職後の療養費や生活費を会社が払ってくれるわけじゃないんですよ。
私も心身が弱りかけて会社を辞めましたが、会社は見事に何もしてくれませんでした。
在職中も助けてくれなかったし、退職後ももちろん助けてくれませんでしたよ。
その経験から、”がんばって企業に尽くすこと”の意味の無さを痛感しました。
いざという時に助けてくれないなら、会社に忠誠を尽くす意味がないなって思ったんです。
会社とうまくいっている時は頑張ってもいいのですが、「辞めたい」と思うほど追いつめられる会社なら、自分を犠牲にしてでも頑張る必要はないと思います。
私は病気になる前に会社を辞めましたが、本当に良かったと思っていますよ。
「自分に何かあっても、会社は何もしてくれないし助けてくれない」と、まず理解してください。
たくさんの人が会社をやめていると理解する
そもそも、会社を辞めることに罪悪感を感じてしまう人が多すぎます。
この考え方自体がそもそも間違っていますよね。会社を辞めるのは、個人の自由なのに。
かくいう私も、「辞めるなんて悪いな…」という思考を無意識に持っていた時期がありました。
「一度会社に勤めたら、そこで長く働かないと悪い」と思ってしまうところは、確かにあります。責任感が強い人ほど、そういう思考に陥りがちですよね。
でも、実際はたくさんの人が毎日のようにあちこちで会社を辞めているんですよ。
”会社を退職すること”なんて、この世の日常茶飯事なんです。
自分のことだから特別に感じてしまいがちですが、実は多くの人がやっている、よくあることなんですよね。
たくさんの人が退職を経験していますし、会社も従業員に辞められることには慣れています。
会社を辞めることはそんなにたいしたことではないので、「辞める勇気が出せない」なんて悩むほどのことではない、と思ってみてください。少しは心が軽くなりますよ。
会社をやめても意外となんとかなる
とはいえ、会社を辞めることを考えると、その後のことがいろいろ不安になってしまいますよね。
- 無収入になるという金銭的な不安
- 会社に所属していない不安
このような不安が頭をよぎります。
会社をやめれば、収入がゼロになってしまいますよね。これは一番大きな不安になるでしょう。
お金がないと生きていけないので、しょうがないから今の会社に居続けるという人も少なくありません。
会社を辞める勇気が出せない理由の一つに、「収入がなくなるのが怖い」というのもあると思います。
また、”会社に所属している”というのは安心ですよね。
その会社組織を辞めて、どこにも属さないというのは不安でしかありません。
社会からはみ出してしまったような不安感を覚えるし、これも会社を辞める勇気が出せない理由の一つになるでしょうね。
ただし、人っていうものは、会社を辞めても意外となんとかなります。
会社を辞めるといっても、たった一つの会社を辞めるだけですよ。
その後、未来永劫どこの会社にも行かないわけではないし、無収入が続くと決まったわけでもありません。
未来は、必ず開けていきます。
会社をやめた人たちは、その後なんとかなっていますよ。ちゃんと生きている人がほとんどです。
人生は会社を辞めても意外となんとかなるものなので、その後のことはあまり不安に思い過ぎないようにしましょう。
在職中に転職先を見つけておく
とはいっても、何も準備せず会社をいきなり辞めてしまうのは、不安でしかないと思います。
金銭的な不安・会社に所属しない不安を解消するには、「在職中に転職先を見つけておく」というのが最も有効ですね。
次の転職先を決めてから、辞めるんです。
実は転職先を決めてしまえば、自分の未来しか目に入らなくなるので、今の会社の事はそこまで気にならなくなってしまいます(笑)
「今の会社に申し訳ないな~」と思いつつ、次の会社のことでワクワクして頭がいっぱいになるんですよ。
自分の不安を消すこともできるし、今の会社と決別する決意をしっかり持てるようになります。
「会社を辞める勇気が持てない」という人に一番おすすめな方法は、この「次の転職先を見つける」ということですね。
そうすれば金銭的な不安もなくなるし、次の会社に属することが決まっているから安心です。
退職後に転職先を見つけるという方法もありますが、金銭的負担が大きいし、焦って適当に次を決めてしまうケースも多いので、できれば在職中に転職先を見つけておくのがベストですね。
退職したくても「会社を辞めます」と上司に伝える瞬間が怖い

次の転職先を決めていたとしても、「会社を辞めます」と上司に伝える瞬間が非常に怖いって人も多いと思います。
特に、上司に「ちょっとお話があるんですが」と声をかける瞬間は、もうドキドキものですよね!怖い気持ち、よくわかります。
でも、それを乗り越えなければ何も始まりませんよね。
怖い気持ちがあっても、がんばって勇気を出して退職の意を上司に伝えてみてください。
上司にとっては、部下の退職を受け止めるのは仕事なので、大丈夫ですよ。
上司に伝える内容を、頭の中で何度かイメージトレーニングしてから話すのも良いですね。
上司への伝え方の段取りなどは、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:退職の切り出し方
新卒ですぐに仕事を辞める勇気はさらに持てない人が多い

仕事を辞める勇気が必要とはいっても、新卒入社後の半年~1年ほどで会社を辞めることを検討している人の場合、やはり悩んでしまうでしょうね。
新卒入社後すぐなら、仕事を辞める勇気を持てない人はやっぱり多いです。
でも、新卒で入社しても、実は3分の1くらいの人が3年以内に退職しているんですよ。
- 長時間労働で体がヘトヘト…
- 理不尽な上司に怒られ続けて心が限界
- そもそも仕事が自分に向いていなかった
こんな理由が多いですね。
学生時代には経験したこともないような、肉体的・精神的な辛さを味わい、新卒3年以内に仕事を辞めてしまう人は意外と多いんですよ。
なので、「自分だけ新卒で会社を辞めてしまった…ダメな奴だ…」と思う必要はないです。
そう思って自分を責めてしまう人が多いのですが、会社を辞めるより自分を責める方が有害なのでやめてくださいね。
新卒ですぐに辞めてしまっても、次の転職先は見つかります。
20代は企業からの需要が大きいですし、新卒後すぐに辞めたなら第二新卒枠でも採用されますしね。
もちろん、できれば3年くらいは働いた方が転職時には有利になります。
転職するとしても25~26歳くらいの方が、会社に3~4年在籍していただけあって、忍耐力があるとみなされやすいんですよね。
でも、「この会社で3~4年も働くなんてできない」「入社半年だけどもう持たない」という人もいると思います。
そんな人は、勇気を出して会社を辞めるのも選択肢の一つですよ。
よく、
- 「新卒で入社した会社をすぐに退職したらもう後がない」
- 「新卒で入社した会社をすぐに退職したら人生終わり」
なんて言ってくる人が周りにいると思いますが、そんなことはないと思います。
辞めても普通に幸せに生きている人は多いので、他に道がないわけではありませんよ。
むしろ心身が限界なのに勤め続けて、病気になってその後働き続けられなくなる方が怖いです。
体が動かなくなったり、うつになって家から外に出られなくなったらどうしますか?
その方が、復帰までに時間がかかって大変ですよね。
考え方を変えてみましょう。
「心身を壊す前に辞めた方がその後の人生にとって良い」と考えてみれば、新卒でも辞める勇気が出せると思います。
ちょっと「嫌だな」と思うくらいならもう少し頑張った方が良いですが、あまりにも追いつめられているなら、新卒でも仕事を辞める勇気を持つことをおすすめします。
仕事や会社を続ける勇気も必要だけど辞める勇気も必要

そもそも、仕事や会社を続ける勇気も必要ですが、辞める勇気も必要なのです。
少しくらい嫌なことがあって、すぐに「もう辞める!」となってしまうのは確かに問題ですよ。
それくらいはどこの会社でもあることなので、そんなことでイチイチ辞めてしまっていては、忍耐力が全くないことになりますしね。
でもあまりにも辛いのに、いつまでも「辞めちゃいけないから」といって仕事をし続けるのも問題だと思います。
上述した通り、心身を壊してしまう方がよほど良くないですからね。
でも、いざ自分のこととなると、
- これくらいたいしたことないのではないか
- もっとがんばれるのではないか
- もしかしてただの甘えなのではないか
なんて思ってしまい、自分に鞭を打ってしまうんですよ。
「仕事を辞めたいと思うのは甘えだ」なんて、思ってしまうんですよね。
私も辞める前は、「もっとがんばれるはず」って思っていました。
きっと他の人は、これくらいで辞めないだろうとか思ってましたね(笑)
でも周りの人は、「自分だったら辞めるな~よくがんばれるね」っていう意見の人が多かったです。
辞めた方が良いって周りに思われるほどの状況でも、自分のことだとつい自分に厳しくなってしまうんですよね。。
自分を追い込まず、辞める決断をする勇気を持つことがなんと難しいことか…。。
でも実際に会社を辞めた今は、あの時辞める勇気を持って良かったと思っています。
あのままあの会社で働き続けていたら、自分が壊れてしまったかもしれないですからね。
あまりにも辛い状況下におかれているなら、仕事や会社を続ける勇気だけでなく、辞める勇気もぜひ持ってみてください。
仕事や会社を辞めることを勇気を出して電話で言うのは非常識?

仕事や会社を辞めることを、勇気を出して決断するのは確かに必要です。
でも、それを電話で伝えるというのは、基本的にはよくありません。
電話ではなく、直接会って上司に退職の意を伝えるのが常識です。
でも、どうしても出社できない状況の時もありますよね。
- 自分の体調不良の場合
- 家族に介護が必要などの身内に事情がある場合
こんなケースなら、どうしても出社ができないこともあります。
そんな時は仕方ないので、電話を使いましょう。
電話で伝えることをお詫びしつつ、はっきりと退職の意を伝えてくださいね。
仕事や会社を辞める勇気が出る言葉・名言
仕事や会社を辞める勇気が出る言葉や名言があります。
中でも、多くの人が心に響いた言葉・名言をご紹介しますね。
- 「いつか転職しよう」と思っているだけでは永遠に転職できない
- 人生は一度きり
- 自分の居場所くらいは自分で決める
確かに、人生は一度きりですからね。
今の仕事を続けることが、本当に自分にとって良いことなのかどうかを真剣に考えれば、自ずと結論は出ると思います。
「たった一度の人生、ずっと”嫌な仕事”をし続けるだけで良いのですか?」ってことですよ。
会社や周囲のことを考えるよりも、自分のことを何よりも大事にしてくださいね。
【まとめ】仕事や会社を辞める時は最後に勇気を出して言うしかない

仕事や会社を辞めるというのは、やっぱり勇気がいることです。
特に上司に伝える瞬間はエネルギーを使いますよね。ものすごく怖いと思います。
でも、それは誰でも同じ。みんな怖いんです。
勇気を出して一歩踏み出して、それを乗り越えることで手に入れられる幸せもあります。
辞める時は勇気がいりますが、あなたの人生をより良いものにするためにも、ぜひがんばってください。
ただし、辞めた後のことはちゃんと計画しておきましょう。
違う職場に行くとしても、無駄に職歴を増やすような転職だけは避けた方が良いので、転職エージェントなどを活用して、より良い会社に転職できるようにしてくださいね。