同じように仕事をしているのに、上司の前では愛想がよかったり、外面がよくてうまく立ち回る人は評価されがちですよね。
それでも能力があるならまだいいのですが、実際に付き合ってみると愛想がいいのは表だけで、実は周りの人を利用したり、悪口や噂話が大好きな「裏表のある人」であることがあります。
会社では自分の気持ちを抑えながら、周りに合わせて過ごし、家では本来の自分の気持ちのあるがままに過ごすということは誰にでもありますが、それはあくまでも本音と建前の問題。
注意したいのは、「裏表のある人は利己的な理由から人に見せる顔を使い分けている」ということです。
そのような裏表のある人に利用されないために、その特徴や職場での上手な付き合い方を詳しくご紹介しますね。
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目次
職場で裏表のある人とは?6つの特徴と心理

職場にいる裏表のある人とは、一体どんな特徴を持っているのでしょうか。
その心理と共に詳しく見ていきましょう。
1.非の打ち所がない良い人
誰にでも分け隔てなく声をかけてくれる、一見して優しく悪いところなどないようにも思える人。実は、そんな人こそが要注意です。
私の経験ですが、中途入社で右も左も分からない時に、親切にいろいろ教えてくれたベテランさんがいました。
不安も多かっただけにすぐその人と仲良くなったのですが、その時に話をした過去の仕事話を他の人に流されていたことが発覚。
自分が知らない間に「前の職場で上司とケンカをして相手を殴って辞めた」という根も葉もない噂が立っていて、人から遠巻きにされてしばらく人間不信になってしまいました。
もちろん本当にいい人もいますが、愛想よく近付いてくる人には話す話題も注意が必要ですね。
2.人の話はよく聞いてくれるが自分の話はしない
裏表のある人は、自分のことを話したがりません。
それは相手に弱みを見せることが一番嫌だからです。
いくら仕事だけの付き合いとはいえ、一緒に食事をしたりしていれば世間話的な話もしますよね。
そこで裏表のある人に話をすると、うまくかわされてしまい、決して自分の話題にならないようにします。
3.相手によって顔を使い分ける
上司や地位の高い人、また女性の場合は男性に愛想がいい、男性の場合は女性に甘い顔をするなど、裏表のある人は人によっていろいろな顔を使い分けます。
裏表のある人は権力者に弱く、また自分より下の相手には威圧的な態度をとるため、いくつもの顔を持ち、それを使い分けることに罪悪感を覚えることがないのです。
4.見返りや評価をいつも相手に求める
裏表のある人にとって、自分の評価はいつも気になるもの。そのため何かすると見返りを求めます。
「○○してあげたんだから」というのが口ぐせだったり、損得勘定で仕事や付き合いをより分けたりしている人は、まさに裏表がある人の特徴ですね。
自分にとって利用できるかどうかが判断基準なので、平気で嘘をついたり裏切ったりするのです。
5.無表情が怖い・笑顔でも目が笑っていない
話している時、ふと無表情になることは誰にでもありますが、裏表のある人はその無表情にこそ本音が表れます。
誰にでも優しく接してきちんと話を聞いてくれる人は、心から相手の話を聞きたいと思っているので、ふと無表情になっても目や口元に笑みが残るもの。
ただし裏表のある人は、心の底では本気で話を聞いていないので、無表情がのっぺりとしていたりして怖く、また笑顔でいても目が笑っていないなど表情の端々に表れてしまうのです。
6.私物を人に触られることを嫌がる
裏表のある人は、自分のことを知られることを極端に嫌います。
それは、裏表のある人が人のことをいつも利用しようと考えているため、自分がそうされることに敏感になっているため。
そのため、自分のスマホや携帯を覗かれたり、カバンの中身を触られることを極端に嫌がります。
職場の裏表のある人の見分け方5つ

裏表のある人は、一見してそうは見抜けないタイプが多いため、会話や態度などちょっとした変化を見逃さないことが大切です。
裏表がなさそうな人ほど、実は裏表の別の顔を持っていたりもするので、判断するための見分け方をご紹介しますね。
1.メイクやファッションに隙がない
裏表のある人は、とにかく人の目を気にして過ごしていることがほとんどです。
そのためよく見られたいという欲求から、メイクやファッションに隙がなく、人目に触れるものにはこだわり、ブランド物を持っていたりするんですよね。
また写真を撮る時に、自分がどうすれば綺麗に見えるのか分かっているため、いつも同じポーズを取っていたりします。
2.調子がよく相手を持ち上げることが上手
裏表のある人は、上司や権力のある人に愛想が良かったりしますが、誰に対しても表の顔は良く、おだてたり持ち上げるのが上手です。
またその場だけの調子のいいことを言って、後から「こないだ言ってくれたことだけど」と話を投げると「そうだっけ?飲んでたから覚えてない!」と平気で嘘もつきます。
その表の顔にだまされてしまった本当にいい人は、最初は「そうか、仕方ないな」と納得しますが同じようなことを何度もされ、振り回されてしまうんですね。
3.怒った時の口調が変わる
急に人が変わったように、怒った時の口調が変わるのも裏表のある人の特徴です。
普段は穏やかで優しいのに、急に乱暴な言葉を使ったり、女性が男言葉を使ったりする場面を見たりした場合、裏表のある人だな、と思って間違いありません。
4.話しかけてくる時に口調が馴れ馴れしい
誰に対しても一見フレンドリーに接してくるのも、裏表のある人の特徴です。
普通は誰に対しても、丁寧な言葉で話しかけるのがマナーですよね。
ところが、裏表のある人は「誰にでも好かれるキャラ」を演じようとするので、初対面の相手でもタメ口で話しかけたりします。
誰も彼もを疑うのは嫌かもしれませんが、馴れ馴れしく話しかけてくる人には用心するのが一番ですね。
5.話している時に声音が変わらない・言うことに心がこもっていない
会話をしている時に声に感情がこもらないのも、裏表のある人の特徴です。
普通なら「そうなんだ」「ふーん」といった相づちでも、本気で相手の話を聞いているなら感情がこもるもの。
こちらが熱心に話しかけていても、返事が短かったり、あまり心がこもってないな、となんとなく感じるようであれば、何か考えがあってこちらと付き合っている、と考えて用心した方がいいでしょう。
裏表のある人との職場での4つの付き合い方

裏表のある人は自分のことしか考えていないので、愛想よく付き合う相手でも、自分に不要と感じたら即蹴落とすような冷酷さを持ち合わせています。
利用されないためにも、裏表のある人と職場でうまく付き合う方法をご紹介しますね。
1.裏表のある人とは深く付き合わない
裏表のある人は、自分が利用できる話題や情報を常に探っています。
自分の地位を高めるために、相手の悪い噂や悪口を言うことも平気なので、自分の弱みを握られないよう、表面的な付き合いにとどめておくのが一番ですね。
2.裏表のある人に自分のプライベートについて話をしない
裏表のある人に、自分の個人的な話題やプライベートな行動を話すことはやめましょう。
たとえば「こないだの休みに、彼と○○に行ってきて楽しかった」という話でも、裏表のある人にかかれば「○○に彼氏と行ってきたみたいよ、自慢話されて疲れたわ」と悪意のある表現で広げられたりするので、注意が必要です。
3.裏表のある人が持ちかける噂話や悪口に乗らない
裏表のある人は、人の噂話や悪口が大好き。
自分より仕事ができる人や美人をこき下ろすためなら、いくらでも話を広げます。
ちょっと気のいい人の場合、興味がなくても話を聞いてしまいがちですよね。
そんなことをしていると、「○○さんもあの場にいて、一緒に悪口を言っていた」と主犯にされたりするので、そんな話になったら席を立ち離れましょう。
4.裏表のある人とは当たり障りのない話をして距離をとる
裏表のある人とは、仕事だけの付き合いと割り切りましょう。
話しかけられても、当たり障りのない話をして、会話を切り上げるのがコツ。
話を熱心に聞くような態度を見せると、利用できると判断されてしまいますので、相手が興味を失うよう淡々とした態度で接することをおすすめします。
【まとめ】職場で裏表のある人は付き合わない方が吉!ターゲットになってしまったら転職も視野にいれよう

職場で裏表のある人は、一見いい人そうに見えても、実は自分のことしか考えていません。
そのため平気で嘘をつきますし、それで困る人がいても自分が無事ならかまわないとさえ思っているので、周りの人は振り回されてしまいます。
特に元々正直で真面目ないい人は、裏表のある人の表の顔にだまされがち。
そんなことにならないためにも、巻き込まれないよう距離を取ることが一番です。
もし運悪く利用されてしまったり被害に遭った場合には、職場内で異動願いを出す、もしくは転職するなどして、裏表のある人とは完全に縁を切ることが必要だと考えましょう。