- 「悪口ばかり言われていて仕事に行くのが辛い…」
- 「職場で悪口を言われている。どう対処したら良いのだろう?」
悪口を言われるのは、とても辛いことです。
毎日行かなくてはいけない職場だからこそ、どうしたら良いのかわからなくなりますよね。
悪口は、言われている人の心を疲弊させます。
悪口の怖いところは、どんどんエスカレートしていくこと。止めさせようと思っても、なかなか相手が変わらないことにあります。
私も以前の職場で、年配の女性からひどい悪口を言われた経験があります。
〇〇さん(別の先輩)の悪口を言っていたとか、仕事をさぼっているとか……。
数えきれないくらい様々な悪口を言われましたが、全て根も葉もないまったくのでたらめだったのには恐怖を感じましたし、とても傷つきましたね。
悪口を言われるターゲットになってしまった場合は、対処法を考えなくてはいけません。
そのままにしておくと、自分自身が病んでしまうからです。
ここでは悪口を言う人の特徴や心理、ターゲットになってしまった場合の対処法をいくつかご紹介しますね。
悪いのは悪口を言う側!言われている側が悪いということは絶対にありません。
一人で悩まずに、ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
どうして悪口ばかり言うの?職場で悪口を言う人の心理とは

悪口ばかり言う人には、それなりの心理が働いています。
なかなか理解しがたいものではありますが、いったいどんな気持ちで悪口を言っているのでしょうか?
自分に自信がない
悪口を言う人は、自分に自信がありません。
自分の能力が足りないことや、人望がないことを薄々感づいているのです。
でも、そのことを認めたくないというプライドの高さを持ってしまっているので、自分より能力の高い人や周囲から好かれている人などを、執拗に攻撃します。
他人の評価が気になり、自分が悪く言われているのではないかと勘繰っているからなんですね。
以前、私の職場にいた人は正にこのタイプでした。
上司には非常に従順で愛想良くするのですが、それ以外の人間にはとても好戦的な態度を取る人だったのです。
仕事上のことだけではなく、ターゲットになった人のことは何から何まで気に入らずに、揚げ足を取るタイプでした。
自分より仕事ができる人、上司から一目置かれている人、周囲から好かれている人…彼女の存在を脅かすタイプが攻撃をされていたのです。
自分より後から入社した人が、先に役職に就いた時は大騒ぎでしたね。
このように、自分に自信がないことを攻撃という形に変換させる心理が働いているのです。
共通の敵を作りたい
一緒に悪口を言ったり、同調することで、そこにいる人たちはターゲットを共通の敵にします。
共通の敵を作るという行為は、一体感を生むことがわかっていますが、悪口を言うのもこれにあてはまりますよね。
そこにいない人の悪口を言うことで、その一瞬は「自分は関係ない」という安心感を生みます。
ただし、自分がいない時は自分のことを言われているのでは?と疑心暗鬼に。
本来の信頼や尊敬は存在しないので、刹那的な感情だけで繋がることを望んでいるのです。
私の悪口を言っていた先輩は、次々とターゲットを変える人でした。
一人の人間を追いつめる一方で、「そこにいない人間」もターゲットにするのです。
その証拠に、彼女と仲が良いと思っていた隣の席の人や、いつも一緒に食事をとっていたグループの人、とにかく誰でも「そこにいない人間」の悪口を言っていました。
そんなことをしては信用を失うことはわかっているはずなのに、なぜか周囲にいる人たちも彼女に従って、一緒に悪口を言っていたのです。
悪口を言うことで生まれる変な一体感…共通の敵を攻撃するという歪んだ仲間意識を持つことで、悪口を言うという行為を正当化しようとするんですね。
優位に立ちたい
相手よりも自分の方が上だということを知らしめたい、自分の価値観を誇示したいという気持ちが、悪口を言うという行為に走らせます。
悪口を言っている人間は、言われている人間よりも優位な立場にいるはず…下の立場の人間が上の立場の人間を攻撃すれば、すぐに権力で潰されてしまいますよね。
それなのに、なぜか「自分が上だ」「お前の方が下なんだ」ということを、アピールしようとするのです。
以前の私の職場には、いわゆる「お局様」がいました。
社歴が長い分、社内のいろいろなことも知っていて、仕事もできるし役職も与えられていましたが、なぜか新入社員の悪口を言うのです。
彼女の口癖は、「私のことを誰だと思ってるのかしら」でした。
挨拶をしなかった、目つきが悪かった、口のきき方を知らない…様々な悪口のオンパレードでしたが、その根底にあるのは、
- 自分に一目置け
- 自分のことを尊敬しろ
という意識だったんですね。
圧倒的優位に立ちたい、自分の立場を死守したいがために、相手を陥れることで自分の立場を確保しようとするのです。
自分の価値観を肯定したい
自分の価値観が合っているかどうかにかかわらず、否定をする人とは親しくなれません。
「私もそう思う」「あなたの言うとおり」という人に囲まれていれば、ストレスは限りなく少なくなるはず。
ターゲットにする人に対しての価値観も同様で「○○が気に入らない」「△△はおかしい」など、自分の価値観で判断し、悪と決めつけて攻撃をするのです。
自分の価値観に賛同するよう、周囲を巻き込むのも特徴の1つ。
悪口による変な仲間意識を植え付けることで、周囲の人に自分の価値観を押し付けているのです。
幼稚で気が弱い
人の悪口を言ってはいけないということは、本来誰でもわかっているはずですよね。
でも、自分を守るため、相手から攻撃されないために自分から攻撃を仕掛ける…これは悪口を言う人が幼稚で、気が弱いことを表しています。
本当は人から嫌われたくないという気持ちが人一倍強く、自分が攻撃されればひとたまりもないことを自覚しているんですね。
だったら悪口なんて言わなければ良いのに…と思いますが、そこは幼稚な性格から大人になりきれずに、気の弱さを悟られないために、虚勢を張ってしまうのです。
職場で悪口を言われない人の特徴って何?

職場では、悪口を言われないという人もいます。
どんな人が悪口を言われないのか、その特徴を5つ挙げてみましょう。
人の悪口を言わない
人の悪口を言わない人は、周囲から信頼されます。
悪口を言う人は、少なからず自分も言われているということをわかっているんですね。
「悪口からは何も生まれない、自分にとってマイナスにしかならない」ということをきちんと理解できている人は、人として評価に値するので、悪口を言われることは非常に少なくなります。
きちんと挨拶をする
挨拶はコミュニケーションの基本。
自分からきちんと挨拶をできる人は、悪く言われることはありません。
私の以前の職場に、とても気持ちの良い挨拶をする後輩がいました。
どんなに忙しくても、仕事で嫌なことがあっても、自分から進んで挨拶をするのです。
上司だろうが後輩だろうが、「おはようございます」「お疲れ様です」「お先に失礼します」と顔をみてきちんと挨拶をしてくれました。
彼女とはあまり接点はありませんでしたが、気持ちの良い挨拶をしてくれるというだけで、彼女を攻撃しようと思う人間はいませんでしたね…。。
当たり前のことかもしれませんが、挨拶がきちんとできるということも、職場では必要な要素なのです。
笑顔を絶やさない
笑顔で接してくれる人に対し、人は悪い感情は抱きません。
反対に、いつも険しい顔をしていたり、ネガティブな印象を与えるような振る舞いをしていると、「感じが悪い」「一緒にいたくない」など、周囲から煙たがられてしまいます。
どんな時も笑顔でいる人は、周囲にも良い影響を与えるので、悪口を生むような環境を作りにくいでしょう。
仕事の愚痴を言わない
仕事には愚痴がつきもの…ただし、愚痴だけで終われる人はなかなかいません。
愚痴の先には悪口が待っています。責任転嫁をしたり、比較したり、嫉妬したり。
そのため、愚痴を言わない人は周囲からも信頼されるようになるのです。
一生懸命、愚痴を言わずに仕事をしている姿を、悪い感情で見る人はいませんよね。
愚痴りたくなるのをグッとこらえて、踏ん張れることができる人は、悪口を言われるターゲットにはならないのです。
コミュニケーション能力が高い
職場だけではなく、コミュニケーション能力の高い人は、人から好かれます。
話していて楽しい、一緒にいたいと思える、もっと仲良くなりたいと思えるのが、コミュニケーション能力の高い人のメリットですよね。
コミュニケーション能力に自信のある人はなかなかいません。
自分で自覚するのではなく、自然に行っているからこそ、計算高さを感じさせることがないのです。
また、コミュニケーション能力の高い人の特徴は、他人との距離感を大事にすること。
そのため、必要以上に関わることをしないので、適度な距離感が悪口を抑制することにも繋がるのです。
職場の悪口から身を守るための5つの対処法とは

職場で悪口を言われてしまうと、仕事に行くことすら嫌になってしまいます。
万が一、自分が悪口のターゲットになってしまった場合の対処法を、5つご紹介しますね。
悪口のサークルに入らない
悪口を言われたくないという心理から、人の悪口を率先して言ったり、悪口を言っている輪の中に一生懸命入ろうとする人がいますが、これは絶対にNG!
悪口のサークルに入っているイコール、自分も悪口を言う人になってしまうのです。
私の以前の職場の同僚で、お局様の腰巾着のような人がいました。
悪口を言っている輪の中には必ずいて、誰よりも盛り上がっているような人でしたね。
彼女は結局、「信用できない人」というレッテルを貼られてしまい、最終的には誰からも相手にされなくなってしまったのです。
悪口を言う人と同じ土俵に立たないこと…これも重要な対処法です。
距離を取る
可能であれば、悪口を言っている人たちと距離を取りましょう。
接点が多ければ多いほど、悪口を言う人たちに材料を与えることになるからです。
時には部署の異動を申請することも、対処法の1つ。
「逃げ」と捉えるのではなく、「距離を取る」と考えて、できる限り近づかない、接点を持たないことも大切ですね。
周囲を味方につける
信頼できる同僚や先輩、上司がいれば、相談してみることをおすすめします。
悪口は気付かれないことが多く、自分が悩んでいることを周囲が知らないケースも。
相談をすることによって、周囲の理解者が増えれば、事態は好転します。
一人で悩んでいても解決しないことが多いので、相手を見極めたうえで、相談してみることも必要ですね。
仕事は仕事と割り切る
職場は仲良しグループの集まりではありません。
目標をもち、成果を成し遂げるための場…そう割り切ってしまうのも1つの方法です。
悪口を言う人間は、反応する相手をターゲットにするので、一切気にしないという強さを持ち合わせている人には、執拗な攻撃は仕掛けてきません。
嫌な気持ちになることは仕方のないことですが、仕事と割り切って、時間から時間まで一生懸命仕事をするのです。
悪口を言われても、命まではとられませんよね。
悪口を言う人間を相手にしないという姿勢も、時には必要なのです。
退職や転職を考える
様々な対処法を試してみても、辛くて仕方がない、一向に状況が改善しない場合は、退職や転職を考えましょう。
悪口を言う人達から去ることは、一番有効な対処法だからです。
たとえ強く希望して入社した会社であっても、環境が悪ければ100%のパフォーマンスを叩きだすことは難しいですよね。
会社は他にもありますし、人間関係の良い職場もたくさんあります。
万が一、自分の心や身体を壊してしまうようなことになれば、一大事です。
悪口を言うような人たちに、人生をメチャクチャにされる前に、退職や転職も視野に入れてみてくださいね。
【まとめ】職場で悪口を言われるのが辛いなら退職や転職も考えよう

いったん悪口を言われてしまうと、負のスパイラルから抜け出すことは困難です。
ターゲットになってしまうと、自分自身が嫌いになったり、自信が持てなくなったり、さらには仕事へのモチベーションも下がってしまいますよね。
あまりにも辛く、心身に影響が出ていたり、どんな対処法を試しても改善できない状況であれば、思い切って退職や転職を考えましょう。
悪口を言われている人が悪いのではありません。悪口を言うような人たちが悪いのです。
残念なことに、悪口を言う人たちを変えることは簡単ではありません。
あまり無理をせず、耐えられない状況なのであれば、さっさと見切りをつけて退職や転職をするべきです。
退職や転職は逃げではありません。自分を守るための最善策なんです。
すぐに転職することを決意しているなら、転職エージェントに相談してみてください。
次は人間関係が良い職場に転職できるよう、転職エージェントにお願いしてみるのです。
もし転職するかどうか悩んでいる段階なら、転職サイトに登録だけしておきましょう。
転職サイトに登録すれば、たくさんの求人をチェックすることができて、良い情報を逃しません。気になる求人が出たら、その時行動に移せばいいのです。
いつでも転職できるように準備しておくと、心の余裕につながります。
「いざとなったら辞めればいいや」と逃げ道を用意しておくだけでも、かなり楽になれるので、悩んでいる段階でも転職サイトにだけは登録しておいてくださいね。