- 「休みが少なくて体が復活しない……毎日ヘトヘト」
- 「また今回も土日出勤……いつ休めばいいの?」
- 「体も心ももう限界。いい加減仕事休みたい!」
休みが少なくて、仕事ばかりの毎日で疲労困憊している人、結構いますよね。
休みがほとんどない仕事をしていると、「自分の人生には仕事だけしかないの?」って悲しくなってしまいます。
私も仕事ばかりの毎日で、休みがほとんどない生活を送ったことがありますが、あれは辛かったですね。
お金をもらっても使う時間すらなく、毎日が全然楽しくありませんでした。休みたくて遊びたくてしょうがなかったです。
「でも、生きるためには仕事をしてお金を稼がなければいけない」と思い、とどまっていました。あの頃は、逃げ場のない迷路に迷い込んでいましたね。
でも、意を決してそこから脱出した今ならわかるのですが、「休みが少ない仕事」よりも「休みがそこそこある仕事」の方が、はるかに人生の充実度が高いです。
もしあなたが幸せな日々を送りたいなら、休みが少ない仕事から逃れて、ちゃんと休みが取れる仕事に就いた方が絶対に良いですよ。
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目次
もう疲れた!休みが少ない仕事ランキング

画像出典:業種別の休日数ランキング -全80業種-~doda(デューダ)~
まず、休みが少ない仕事にはどんな業界が多いのかを見ていきましょう。
上記の図は、dodaの「休みが少ない仕事」のランキング表です。
- コンビニエンスストア
- 外食・レストラン
- 芸能・芸術
- 理容・美容・エステ
- 放送
こんな結果になっています。
コンビニは24時間営業なので、なかなか休みが取りづらいですよね。
私も知り合いに元コンビニ店長がいますが、「どんなにお金を稼いでも全く休めなかった」と言っていました。
年中無休ですからね、それこそ正月でも開いていますし、コンビニは休みなんか無いに等しいでしょう。
外食やレストランなどの飲食業も、長時間労働が多く激務で休日が少ない業種です。
芸能にあたる女優やアイドル、作家なども、多忙で休みがない職業の代名詞みたいなものですよね。
美容業界も休日や休憩が少ないのが現状です。特に、美容師は休みが少なく大変な職業の一つですね。
放送業界も多忙で有名です。テレビやラジオなどの制作は、休みもなく多忙を極める職業の一つでしょう。
このように、休みが少なくなる傾向の仕事というのは確かに存在します。
でも、この表にない仕事でも全然休みが取れない会社は、山ほど存在しますよね。
自分が納得して休みが少ない仕事に就いているならいいのですが、もし不満を抱えているなら、爆発しないうちになんとか対処しないと危険です。
なんでこんなに少ないの?会社の休みが少ない理由とは

みんな楽しそうに土日休みを謳歌しているのに、自分だけ週一しか休みがない。というか、週一すら休みがない時もある(涙)
こんな状態だと、休みが少ない理由が知りたくなってしまいますよね。
いったいどんな理由から、休みが少なくなってしまうのでしょうか?
休みが取りづらい業種である
先程もお伝えした通り、元々休みが取りづらい職種というものはあります。
コンビニは24時間営業で1年中開いていますし、スーパーも長時間開いていますよね。
飲食業界も休みが少ない傾向にありますし、ホテルや旅館などのサービス業もみんなが遊んでいる時こそが書き入れ時なわけです。
建設業界もかなりのハードワークで、どこに転職しても結局深夜まで仕事する羽目になるので悩んでいる、という人もいました。
元々休みが取りづらい業種の仕事に就いてしまうと、どんなに休みが欲しくても、なかなか休めない負のスパイラルに陥ってしまいます。
会社の人手不足などの機能不全
人手不足など会社の機能不全が原因により、休みが少なくなっている企業も多いですね。
普通は交代制で労働をするのに対し、人が少ない会社は交代もできず仕事をさせていたり、土日まで出勤させて働かせることがあります。
会社側の怠慢により、労働者側に必要以上に働かせるシステムができあがっているのが、休みが少なくなる原因の一つですね。
経営者に能力がないから
経営者の頭があまり良くなく、「休みが少なくても働けるだろう」という思い込みをしているところも多いです。
自分の経営手腕がないだけなのに、「結果が出ないのは、社員が一丸となって働かないからだ!結果を出すには、みんなもっと馬車馬のようになって働くべきだ!」なんて思っているんですよね。
「働くこと=美徳」と思っている経営者は多く、社員にも休みなく働かせる無能な社長もいます。
なぜ経営側がこのような考え方をするかというと、彼ら自身がそういった働き方をしてきたから。
- 「俺の若い頃は、寝る間も惜しんで休みなく働いたものだ」
- 「俺は昔、15時間労働なんて当たり前だった」
なんていう経営者は多いんですよね。
でも彼らは、自分の会社を大きくするためにこういった長時間労働を喜んでしてきたわけです。まあ自分の会社のためだったら、どれほどでも頑張れますよね。
でも労働者側は違うわけです。自分の会社じゃないから、そこまで頑張れないわけです。
高い賃金がもらえていればまだ頑張れますが、「休みが少ない」「給料も少ない」状態なら、労働者側には不満が溜まりますよね。
でもそういった労働者側の気持ちを理解できず、無能な経営者は自分の会社の利益しか考えられません。
「自分は休みが少なくてもやりがいを感じながら働いてこれたのだから、従業員もできるだろう」と思ってしまうんですよ。
本来は経営者が効率良く働けるように工夫し、社員への負担を減らしたり、できないなら人員を増やしたりするべきです。
でもそういった工夫をせず、従業員を休みなく働かせることでカバーしようとするから、休みが少ない職場が誕生してしまうんですよね。
休みが少ない会社に勤め続ける危険性

こんな休みが少ない会社に勤め続けると、かなり危険な状態になってしまいます。
「まだ大丈夫」と思えているうちに、なんとかしないと危ないですね。
次は、その「休みが少ない会社に勤め続ける危険性」について見ていきましょう。
疲労がたまり体調不良になる
休みが少ないと、疲労がたまって体調不良を引き起こしてしまいます。
毎日夜遅く残業だったり、激務なのに週一しか休みがなかったり。
休日は疲れを取るために寝ているだけであっという間に終わり、疲労は取りきれず、またすぐに出勤。
こんなことを繰り返していると、気づかないうちに疲労が体に蓄積されていきます。
「まだまだ大丈夫!」なんて思っていても、実は相当弱っている人が多いんですよ。
放置していると、ある日突然ガクンと体が動かなくなったりすることもあるので、かなり危険ですね。
倒れたり本格的な病気になってしまう前に、何らかの対策を練っておいた方が良いです。
うつになる可能性がある
あまりにも休みが少なく、精神的に追いつめられていくと、うつになってしまうこともあります。
特に、1日4時間以上残業すると、うつになる可能性も格段に上がってしまうんですよ。
1日4時間以上の残業は月80時間の残業の計算になり、過労死ラインに到達してしまいます。
激務で週一しか休みがない、またその週一すら休みがもらえない人も中にはいるでしょう。
やりがいを感じながら楽しく仕事している人ならまだ良いのですが、辛い気持ちを抱えながら休みなく仕事している人は、かなり危険ですね。
ある日突然うつになってしまう可能性があるというのも、休みなく働くことのリスクの一つです。
自分の時間が全く持てない
休みが少ないと、当たり前ですが自分の時間が全く持てません。
たまに休みがあったとしても疲労回復に時間を取られ、家族や恋人と過ごしたり、趣味の時間を持つ暇には使えないんですよね。
そんな状態だと家族や恋人側は不満が溜まりますし、自分自身の不満もストレスも溜まっていきます。
趣味の時間すらもてない、ゆっくり日常を楽しむこともできない。
そんな日々を過ごしていたら、何のために働いているのか?何のために生きているのか?と悩んでしまうでしょう。
心の余裕も持てなくなり、自律神経のバランスが崩れたりと、様々な不調につながっていきます。
「休みが少ないのは当たり前だ」と洗脳される
休みが少ない会社で働いている人は、それを当たり前のことだと思うようになっていきます。
- 「昨日もまた23時まで働いちゃった。みんなで終電に飛び乗ったよ。」
- 「今週も土日とも出勤なんだけどさ~納期迫ってるからしょうがないよね」
- 「週一でも休みがあれば、休んでる方だよ!」
こんな考え方をしだしたら、要注意。
これは、職場の人がみんな同じように休みなく働いているので、それが当たり前になっていて、「おかしい」と思わなくなっている状態です。
傍から見たら「休みが少ない重労働」にしか見えないのですが、その状態が長く続くと、休みが少ないことに慣れきってしまい、疑問に思わなくなっていきます。
それは会社側に洗脳されているのと同じなので、搾取されていることに気づいた方が良いでしょう。
自分は異質なところで働いている、という自覚は持っておいた方が良いですね。
会社の将来的にも希望が持てない
休みが少ない会社は、今いる従業員に休みなく働かせないと利益が出ない状態です。
それに加えて、経営者が従業員の休みの大切さを理解していない能力の低い人間というのもありますね。
そんな会社は長くは続きません。将来的に希望があまりない会社、ということです。
私も休みが少ない会社に勤めたことがありますが、経営がワンマンだったし、給料の支払いもだんだん遅くなっていったので辞めました。
あとで聞いたことですが、他の社員もその後みんな辞めていったとか。
その会社の社長は「ヤル気さえあれば、休みなく給料ももらわず仕事できるだろう!」というとんでもない考え方の人だったので、ホント無能でしたね(汗)
やっぱり休みが少ない会社というのは、経営者が従業員のことをあまり考えておらず、経営能力にも問題がある会社で、長くは続かないってことなんです。
休みが少ない仕事は辞めるべき?ケース別の対処法

「うちは休みが少ないから、今すぐこんな会社辞めるべきだな!」と即決してしまうのは早計です。
「休みが少なくても続けた方が良い仕事」「休みが少ないからすぐにでも辞めた方が良い仕事」は、ケースによって違うんですよ。
次は、休みが少ない仕事のケース別の対処法について見ていきましょう!
休みは少ないけど給料が高い場合
休みは少ないけどそれ相応の高い給料をもらえている場合は、辞めなくても良いですね。
給料も高く、地位も高く、福利厚生も良いなんていう会社だったら、さらに辞める必要はありません。
そんな会社にはなかなか行けませんからね、転職しても同じような待遇の会社には行けない可能性が高いです。
働いた分だけ高い給料がもらえる、というなら、はやまって辞めない方が良いでしょう。
ただしどんなに高い給料をもらっても、体がボロボロになりかけていたり、休みがなくてお金を使うことすらできないほどなら、転職することも考えた方が良いですね。
転職してもっと給料が低くなっても、「余暇の時間があった方がいい!自分の時間を多く持ちたい!」と思うなら、転職するのもありです。
休みは少ないけど人間関係が良い職場の場合
休みは少ないけど人間関係が良い職場の場合も、できれば辞めない方が良いでしょう。
どんなに仕事が大変でも、「今の職場の人間関係がとても良いから転職したくない」と言っている人を何人も知っています。
それほど、人間関係が良い職場は価値が高いんですよね。そしてそれくらい、人間関係が悪い職場の方が苦しいってことなんです。
ただしこれも、あなたが倒れるほど休みがない職場なら、辞めた方が良いでしょう。
どんなに人間関係が良い職場で心は楽でも、体が持たないなら意味がありませんからね。
休みは少ないけどやりたい仕事・やりがいがある仕事の場合
休みは少ないけど、昔からやりたい仕事だった、または今やりがいを感じている仕事だ、という場合も、すぐに転職しない方が良いです。
転職しても同じような仕事に就けるかわからないし、もし転職できても同じ業界だったら、結局休みが少ない状況に陥るなんてことはあるからです。
休みが少ない業界そのものだったら、どこの会社に行っても同様に休みが少ないわけで、そんな中で転職しても無駄ですよね。
休みは少ないけど、仕事自体はやりがいがあって楽しい!という状況なら、まずは今の環境をできる限り変える努力をしてみましょう。
会社側に対して休みが増えるように働きかけてみたりなど、まずは環境が改善されるように訴えてみてください。
それでもダメだった場合、あなたの体力が持ちそうにないなら、違う業界に転職することも視野に入れてみましょう。
休みが少なくて上記に当てはまらない場合
休みが少ない会社で、上記に当てはまらない場合なら、転職を考えた方が良いですね。
特に、休みが少ないことに加えて、
- 給料が低い
- 人間関係が悪い
- やりがいもない
こんな三拍子が揃っているなら、もはやなんのためにその会社にいるのかわからないくらいです。こんな状態なら、迷うことなく辞めた方がいいですね。
あまりにも酷い環境にいるなら辞めるべきです。
ですが、「会社を辞めることは悪いことだ。甘えだ」と自らとどまってしまう人も多いんですよね・・・。
でも、休みが少なくて辛くて辞めるのは、甘えじゃありませんよ。
あなたはもっと、人並みに休みのある会社で楽に仕事をしたっていいんです。
世の中には、定時で帰れる仕事だって週休二日の仕事だって、山のようにあるんですよ。
こんな休みが少ない重労働の会社に、あなたが働き続けなくたっていいんです。
休みが少ない会社で、他の条件もあまり良くない会社なら、こちらから見切りをつけて辞めるのも選択肢の一つですよ。
休みが少ないから仕事辞めたいと思うのは当たり前

「休みが少ないから仕事を辞めたい」というのは、今は当たり前の感覚です。
「最近の若者は休みを優先したがる傾向がある」と叩かれがちですが、それは当然なんですよ。
なぜなら、今はどんなに働いてもお金がもらえないから。
昔は、働けば働くほどお金をもらえました。残業100時間して、給料が倍になったという人もいましたね。
でも、今はがんばって残業しても土日ともに出勤しても、給料が倍になるわけではありません。
「お金という対価がもらえないから、休みくらいはもらいたい」という気持ちになる人は多いんですよ。。
休みが少ないから仕事を辞めたいと感じるのは正常です。
もしあなたが、休みが少なくてあまりにも辛いなら、壊れる前に転職してください。
そして転職するなら、次こそはしっかりと休みが取れる会社に行きましょう。
休みが取れる会社、休みが多い会社というのは、年間休日120以上の会社ですよ。
待遇面も良い会社を選べば、なおのこと良いですね。
また、単に「週休二日制」の会社に行くのではなく、「完全週休二日制」の会社を選びましょう。
「週休二日制」だけだと、月1度でも週二日休みなら、「週休二日制」ってなっちゃうんですよ。
でも、「完全週休二日制」なら、毎週必ず週休二日あります。
やっぱり毎回確実に土日休みの方が嬉しいですよね。なのでここは間違えないで、必ず「完全週休二日制」の会社を選んで転職しましょう。
【まとめ】休みが少ない仕事でストレスが大きく辛いなら転職しよう!

休みが少ない会社は、心身への疲労やストレスの蓄積がハンパなく大きいです。
今はまだそれに気づかなくても、「自分は大丈夫!」と思っていても、その負債は確実にあなたに溜まっているんですよ。
いつかドカンと爆発して、心や体が動かなくなる前に、早いうちに対策を練った方が良いです。
何をやっても環境が変わらないなら、違う会社に転職するのがベストですね。
世の中にはたくさん仕事はありますし、完全週休二日制で余暇を楽しめる仕事だっていっぱいあるんですよ。
休みがちゃんと取れる会社に行けば、あなたの人生はもっと楽に、もっと楽しくなります。
まだ心身が無事な今のうちに、次の会社に行く準備をスタートしてくださいね。