いきなり態度が不機嫌になり、自分の気分を思いっきり表に出す人っていますよね。
彼らの名前は、「気分屋」。その気分屋が職場にいるだけで、周りは振り回されて疲れきってしまいます。
気分屋が不機嫌そうな態度になると、周りの人は、
- 「あれ?なんで怒ってるんだろう」
- 「何か良くないこと言っちゃったかな…」
- 「私が悪かったのだろうか。。」
こんな風に、モヤモヤした気持ちを抱えてしまいますよね。
そして、その気分屋の人に気を使ってしまい、疲れてしまいます。
気分屋の人の顔色をうかがうようになってしまい、仕事に行くこと自体が嫌になってきたりすることも。。本当にうんざりしてしまいますよね。
それにしても、なぜ気分屋の人は自分の感情をそのまま外に出してしまうのでしょうか?
ここではそんな気分屋の心理と、気分屋の人と上手く付き合う対処法についてご紹介します。
対処法さえわかれば、気分屋に振り回されずマイペースで仕事できるあなたになれるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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疲れる職場の気分屋の心理と特徴

職場に気分屋の人がいると、周りは振り回されて大変ですよね。
「その人さえいなければ良い職場なのに…!」って思うほど、気分屋が一人いるだけで雰囲気が悪くなります。
気分屋の人は、なぜ自分の感情のままに行動するのでしょうか?
公の場で感情を抑えることができない
実は人間は、ほとんどの人が気分屋だったりします。
親しい家族には、感情のままに発言してしまったりする人は多いですよね。
でも、それを公の場ではしないのが普通です。
子供の頃は感情のまま行動していることが多かったとしても、成長して大人になるにつれ、自分の感情のままに動いてはいけないんだと知ります。
社会に出ればなおさら、感情をそのまま出すことは控えるようになりますよね。
でも気分屋の人は、職場などの公の場でも感情を抑えることができません。
感情を抑えることができない子供のような幼稚な人、それが「気分屋」です。
正直に感情を表すことが良いことだと思っている
正直だったり率直だったり、というのは長所でもありますよね。
でも、気分屋のように負の感情をそのまま人にぶつけるのは、正直・率直とはちょっと違います。
なのに、彼らはただ自分の気持ちを正直に、率直に出しているだけだと思っているんですよ。
だから、相手を不快にさせているという自覚はありません。
嘘をつかないことは確かに良いことですが、何でもかんでも正直に出せば良いというものではないですよね。
職場という公の場で、負の感情を隠さずに相手にぶつけるのは良くないです。
正直・率直をはき違えて、自分の感情全てを正直に出してしまう人、それが気分屋ですね。
そして「自分は何も悪くない、相手が100%悪い」って思っているようなところがあります。
相手に自分の気持ちをわかってほしい
気分屋は、自分の気持ちを相手にわかってほしくて不機嫌になります。
何も言わなくても、「あなたが察して私に気遣ってよね」という気持ちがあるんですよね。
「なんで私ばかり、こんなに大量の仕事しないといけないのよ。あなたたち、気遣って手伝いますって言いなさいよ。」
こんな風に、相手に自発的に手伝ってほしいという気持ちから、不機嫌な態度を取るんです。
相手を思い通りにしたい
気分屋が思うままに振る舞うのは、相手を自分の思い通りにしたい、コントロールしたいという気持ちからでもあります。
全て自分のやりたいように物事を進めたいため、それをさえぎられるとムッとしてしまうんですよね。
相手が自分の思う通りに動かないと、不機嫌になって相手を威圧し、コントロールしようとしてきます。
相手より優位に立ちたい
自分だけが気分屋に妙な態度を取られていると感じるなら、相手が自分のことを脅威に感じている場合があります。
そんな際は、相手が自分より優位に立ちたいという気持ちから、振り回す言動をしている可能性があるんですよね。
ただし、「自分だけが気分屋から嫌な対応をされている」と思っていても、実はみんな同じような対応をされている場合があります。
もし気分屋から目をつけられていると感じたら、他の人にも聞いてみてください。
「○○さんって今朝も不機嫌だったよね。そういう時って話しかけられないよね~。」なんていう返答が来る場合もよくあります。
自己中心的
気分屋というのは、自己中心的な人間であることも多いです。
その日の気分で明るかったり暗かったり、周りの人は振り回されて嫌な思いをしますよね。
それに気づかず、本人は自分の気分のままに振る舞う…自己中過ぎます。。
また、自分の気持ちを察して相手に行動してほしくて態度に出す場合も、自分勝手過ぎますよね。
言葉で伝えれば良いだけなのに、相手に動いてほしくて不機嫌になるのは、自己中心的な性格そのものです。
周りの空気が読めない
気分屋の人は、空気が読めないというのも特徴ですね。
空気が読めないから、周りが凍りつこうが自分の気分のままに振る舞います。
中には、空気はなんとなく読めていても、どうしても自分の気持ちを優先してしまうという気分屋もいるくらいなんですよね。
周りの空気を気にしない、それが気分屋とも言えます。
彼らは周囲の人から何と思われようとも、自分の気持ちを優先したいんですよね。はた迷惑です…。
疲れる職場の気分屋さんと上手く付き合っていく対処法

職場に気分屋がいると、気を使ってしまい本当に疲れてしまいますよね。
そんな気分屋と上手く付き合っていく対処法についてご紹介します!
相手の感情は相手の問題だと割り切る
相手がムッとしたからといって、気にする必要は一切ありません。
相手が不快に感じたら、それは相手の問題なんです。
例えば以下のような会話の場合、「自分も悪かったかな」って思いがちですよね。でも、気分屋は一方的に相手を悪く思い、ムッとしてしまいます。
- 気分屋:「この仕事を手伝ってほしいんだけど!」
- あなた:「ごめんなさい、今は忙しくて手伝えないの。」
- 気分屋:「(ムッ)……」
暇を持て余しているのに手伝わないなら別ですが、あなたも別の仕事で忙しい場合は、手伝ってあげたくても手伝えないですよね。そんな状況でムッとされるのは辛いです。
手伝わないこと=悪いことではありません。他の仕事で忙しければ、本当に手伝えないこともあります。
そんな相手の状況を理解せず、ムッとして態度に出すのは良くないですよね。
このように、気分屋が不機嫌になって態度に表すのは、気分屋自身の問題なんです。
こちらにも事情があるのに機嫌が悪くなる相手には、あなたが責任を感じることはありませんよ。
相手の不機嫌な言動の理由を考えない
相手が不機嫌になってしまうと、「私、何か良くないこと言っちゃったのかな…」と不安になってしまいますよね。。お気持ちわかります。
「もしかしたら傷つけたのかな?」「何が悪かったんだろう…あれかな?」とか、いろいろなことが頭をグルグル回ってしまったりしてしまいますよね。
でも、相手が不機嫌になった理由を考えても、何も意味がありません。
上述した通り、相手が不機嫌になるのは相手の心の問題なんです。
相手がネガティブ思考だから悪く取っている場合もあるし、その時ちょうどイライラしていただけかもしれませんしね。
自分の言動一つで、相手が不機嫌になったかどうかはわからないんです。
なので、相手が不機嫌になってしまった理由はあまり考えないようにした方が良いでしょう。放っておくのがベストですね。
機嫌が悪い時には関わらないようにする
気分屋の機嫌が悪い時に話しかけるのは、できるだけやめましょう。
相手がイライラしている時やどんよりと暗い時は、関わらないようにするのが得策です。
仕事で最低限必要な会話のみにし、それ以外は話しかけるのをやめた方が良いでしょう。
「あなたが察して私に話しかけなさいよ!」とイライラしている気分屋もいるかもしれませんが、そんなのは気分屋本人の責任です。
そんな自分勝手な気分屋に対応するのは、こちらの時間の無駄ですよね。
気分屋の機嫌が悪い時には関わらない、それがベストです。
機嫌が良い時だけに話しかける
気分屋には「機嫌が良い時にだけ話しかける」、これが最善の方法ですね。
機嫌が良い時の気分屋は、意外と明るかったり社交的だったりします。
特に重要な仕事の話をする時も、できれば気分屋の機嫌が良さそうな時を見計らって話しかけるのが良いですね。
そんな時は、気分屋の人もあなたの話を肯定的に聞いてくれるでしょう。
相手に媚びない・機嫌を取ろうとしない
気分屋の人に対して媚びたり、機嫌を取ろうとはしないでください。
もし気分屋が不機嫌な態度を取った時に、周りがご機嫌を取って親切にしてしまえば、
「機嫌が悪くても周りは親切にしてくれる、むしろいつもより優しくしてくれる」
こんな風に勘違いし、どんどんつけあがってしまいます。
それでは、こちらのストレスがものすごくたまってしまいますよね。
気分屋に媚びたり機嫌を取ったりすることなく、自然体のあなたで接してあげてください。
相手の言動を上手にスルーしつつ仲良くする
気分屋は、何の前触れもなくいきなりイライラしだしたり怒ったりしますよね。
嫌だなと思うのはわかりますが、それをイチイチ相手に指摘してしまうと、逆ギレされてしまいます。
仲が悪くなると、職場にも居づらくなってしまいますよね。。
なので、相手が気分によってコロコロ態度を変えていたとしても、それについては全スルーしましょう。
私には以前、私の些細な言動でムッとして、無視しだす同僚がいました。
本当にたいしたことをしていないのに、いきなり怒り出されて、毎回「あれ?」と不安になったものです。
その時はこちらが我慢しつつ、相手の機嫌が戻ったらまた仲良くする、というのを繰り返していました。
正直相手への信頼感は落ちてしまいましたが、それを態度に出さず付き合っていたところ、「いつもごめんね」と言われたことがあります。
相手も、自分が気分によって人を無視したり態度を変えたりすることに気づいていたのでしょうね。自分でも我慢できずにやってしまっていたのでしょう。
「ごめんね」と謝られても何が変わるわけではありませんでしたが、「自覚はあるんだ(笑)」と心の中で思ったものです。
「相手も悪いと思ってるんだ」とわかっただけ、少しはホッとしました。
こちらも意地になって無視し返さなくて良かったなぁ、と思いましたよ(笑)
気分屋と上手くやっていくにはやっぱり、不機嫌な時の行動はスルーしつつ仲良くするのが一番です。
職場の上司が気分屋だった場合の対処法

同僚や部下ならまだしも、直属上司が気分屋だったら最悪ですよね。
仕事上絶対に関わらないといけないし、指示の内容がコロコロ変わったりなんかしたら…もう絶望的です。
そんな困った気分屋な上司とうまくやっていく対処法をご紹介しますね。
ご機嫌な時のパターンを把握する
上司がどんなきっかけで怒り出すのか、何をしたら機嫌が良くなるのか、など「上司の機嫌パターン」を把握しておくのが大事です。
”朝は毎日不機嫌で、午後になると機嫌が良くなってくる”というパターンがあれば、それを覚えておきましょう。午前は話しかけず、午後に話しかけるようにすれば良いのです。
また逆に、”午前はご機嫌なのに、夕方になるとイライラしだす”なんて上司だったら、午前中に大事な報告等は済ませておくようにすればOKですよね。
不機嫌パターンの時は上司を避け、重要な仕事の話をしないようにするのがベストです。そして上機嫌パターンの時にだけ関わるようにしましょう。
指示が変わっても指摘したりしない
気分屋の上司は、部下に出す指示もコロコロ変える場合があります。それが一番困りますよね。。
でもそれを上司に指摘しても理解されず、逆に怒り出す場合があるので要注意です。
上司に「嫌な奴」と思われる危険性もあるので、できるだけ「さっき○○って言ったじゃないですか」なんて指摘したりしないようにしましょう。
指示は証拠を残しておく
”上司の指示が変わったことを指摘してはダメ”といっても、「そのままやられっぱなしでいなさい」というわけではありません。
上司からの指示は、証拠を残しておくのが大事です。
- 「部長が仰ったように◇◇のやり方で進めておきますね。」と社内メールを送る
- みんなが見ている前で資料や書類を提出する
- 許可を得た上で、上司とのやり取りをボイスレコーダーに録音する
など、指示された内容を記録しておきましょう。
上司の指示がコロコロ変わることが一番疲れますよね、ものすごく気を使いますし…。でもこの対策さえ行っておけば、指示が変わることをできるだけ防げます。
明確な証拠を残しておけば、さすがに上司も指示をコロコロ変えることができなくなるので、ぜひ試してみてくださいね。
必要な指示以外は聞き流す
気分屋の上司の場合、普段の何気ない会話に指示がまぎれている場合もあるので、発言を全スルーすることができないのが厄介ですよね。
とはいえ、気分屋な上司の話を全てまともに聞いていたら、こちらが疲れきってしまいます。
そんな時は、「上司の話の必要な指示だけ拾い取って聞くこと」がおすすめですね。
必要な指示以外の内容は聞き流して、頭に入れず忘れてしまいましょう。
話の重要な部分だけ聞いて、それ以外はサッと横に流すことが大事です。
周りの人と協力して防衛する
気分屋の上司に苦しめられているのが自分だけじゃないなら、周りの同僚も同じように悩んでいそうなら、その人たちと協力して防衛体制を作るのも良いです。
もちろん、上司の悪口を言い合いましょう!というわけではないですよ。
気分屋な上司の情報を共有しあったり、相談し合える仲間を作るという意味です。
「上司、さっき怒ってたから今は話しかけるのやめた方がいいよ。」など、情報を共有しあえるのでお互いにメリットがありますよね。
また、
- 「さっき上司に思いっきり怒鳴られちゃった…ご機嫌ナナメだったよ」
- 「あらあら、辛かったね。タイミングが悪かったわね~!」
こんな会話をして、辛い気持ちを慰め合うこともできます。
それに、「自分の気持ちを理解してくれる人がいる」というだけで、とても救われるもの。話を聞いてもらえたら、またがんばろう!と思えることもよくあります。
理解し合える人がいれば、気分屋な上司がいてもなんとか働き続けることができるので、ぜひ信用できる仲間を見つけてくださいね。
【まとめ】職場の気分屋があまりにも辛いなら転職も視野に入れよう

職場に気分屋がいると、本当に辛いですよね。それが上司や先輩だったら、たまったものじゃありません。
私にも気分屋の上司がいたのですが、本当に大変でしたね。いつ不機嫌になるかわからないから、怖かったですし…。
仕事内容を聞けば「なんで聞くんだ。メールで送っただろう。」という態度を取られ、聞かないでいると「なぜ聞かないんだ。聞いてくれ。」と態度が変わる上司でした。
どっちやねん?!って感じですよね(笑)仕事自体どうしたらいいか悩んだものです。。
でも今は転職したので、そんな気分屋な上司とは離れられて本当に毎日楽なんですよね。
今では、早いうちに転職してしまって良かったなぁと思っています。
職場の気分屋と一緒にいるのがあまりにも辛いなら、転職してしまうのも有りだと思いますよ。そうすれば、一瞬で彼らと離れることができますからね。
どんなにがんばってみても、あまりにも気分屋な人が嫌な存在のままなら、職場を変えるというのも一つの方法です。
毎日行かなければいけない職場で、苦痛を味わい続けたくはないですよね。
気分屋な人がいない、快適な人間関係の職場だってあるんですから、悩みが大きいなら転職も視野に入れてみましょう。