看護師の仕事は、本当に大変ですよね。
友達に看護師をしている人がいますが、「資格があれば長く続けられる仕事だけど、夜勤とかは辛いよ」とよく言っていました。
実際に現場はいつも人手不足で、友達も結婚退職したのですが再三依頼があり、復帰したそうです。
病院の規模にもよりますが、人間関係が悪かったり、仕事がきつくて体力が続かないなど、辞めたいという人の事情は様々です。
どうしても看護師の仕事が辛い、辞めたいと考えているあなたのために、すぐできる解決方法をご紹介します。
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目次
辛くて耐えられない!看護師を辞めたいと思う8つの理由

看護師の仕事をしていて、「辛い、辞めたい」と思うのはどんな時でしょうか。その理由を詳しく見ていきましょう。
1.現場が人手不足で残業が多い
病院はどこも看護師が不足しており、常に求人をしている状態です。
特に総合病院では夜勤も多く、交代要員が必要となるため人手不足になりがちですよね。
個人病院でも患者さんを診察し終わるまでは診療が続くため、どうしても残業する必要が出てきます。
またある程度ベテランになると、今度は出産や子育てで休職や退職する人も増えてくるため、なかなか人材が育たないという問題も。
現場はギリギリの人員で回しているところが多いのです。
2.自分が看護師に向いていないと感じる
看護師の仕事は人の命に関わります。
そのため現場で先輩看護師に叱られたり、患者さんやその家族から厳しい言葉をかけられることも少なくありません。
「自分では精一杯やっている」と思うとなおさらのこと、自分が看護婦に向いていないのではないかと考えてしまいますよね。
ミスが許されない仕事だからこそ、責任を問われることが多いため、上手くできない自分は看護師に向いていないという思いにとらわれ、仕事を辞めてしまいたいと思いつめてしまうのです。
3.人間関係が悪くギクシャクしている
看護師は一人ではできない仕事です。
医師だけでなく同じ立場にいる看護師、また別の部署にいる技師や薬剤師とのやり取りも毎日必要となります。
それに加え患者さんやその家族との関係もあり、常に人間関係に悩む立場にあるのが看護師という仕事の宿命ですよね。
また現場の人員がギリギリだと、ストレスもたまりギスギスした雰囲気になりがちです。
女性が多い職場なので、人間関係のトラブルは他の職場よりも多く、新人いびりやいじめが多い傾向にありますね。
4.給与が安い
新人のうちはそれほど気にならないかもしれませんが、経験を積み、リーダーなど周りをまとめる役目などをしているのに給与がそれほど増えていない、となると問題です。
経験があると周りから頼られるだけでなく、残業など無理をお願いされることも増えていきますよね。
病院によって給与の待遇には違いがあるので、「別の病院で働いている同期の方が給料がいい」という話を聞いたりすると、一気にやる気をなくしてしまうということもあります。
5.休みが取りづらい
看護師の仕事は患者さん優先です。そのため、担当している患者さんの容態が変わったといったことで呼び出しがかかることもありますよね。
そんなことが多いため希望する日に休みを取ることは難しく、また休みを取ろうとしたことで他の看護師ともめることもあります。
独身ならまだあきらめもつきますが、子供の学校の行事などに休めないことも多いので、休みが取りづらい環境での仕事はやはり考えてしまいますよね。
6.夜勤が辛い
病院によっては夜勤が多く、体力的にキツいという人も多くいます。
私も仕事で夜勤をしたことがありますが、夜勤明けは1日頭がぼーっとして使い物になりませんでした。
その職場では2日連続夜勤をしたら1日休みなど配慮はされていましたが、人員の少ない病院だと夜勤明けにそのまま昼まで残業ということもあるので、体力が続かないと辞めてしまう人も多いんですよね。
7.患者さんの生死に向き合うのが辛い
看護師の仕事は生死に関わることに加え、患者さんが不幸にも亡くなってしまう現場に立ち会うことも多い仕事です。
精一杯手を尽くしたとしても、どうにもならない現実を受け止めきれず、精神的に不安定になってしまう看護師も少なくありません。
そのため、ストレスで仕事を続けられなくなる看護師も多くいるのです。
8.患者さんやその家族からクレームを受けた
患者さんや家族からのクレームに仕事を続けられなくなってしまう看護師もいます。
人間である以上、ミスが全くないということはまずあり得ません。
ただし看護師の場合、一つのミスが命に関わることもあり、理不尽であってもクレームを受け入れるしかない立場です。
また病院では患者さんからいらだちをぶつけられることも多く、それを全て受け止めてしまう看護師の場合、ストレスをため込んでしまい仕事ができなくなったりします。
辛いからと看護師を辞めたいのはあり?辞めることのメリット・デメリット

仕事や人間関係に悩み辞めたいと言うと、ほとんどの場合は「もうちょっと頑張って」と引き止められますよね。
特に、人材不足の看護師は辞めたことで周りに迷惑がかかると考えてしまう人も少なくありません。
辞めたいと考えているなら、まず看護師を辞めることにはどんなメリットやデメリットがあるのかを見ていきましょう。
看護師を辞めることの5つのメリット
辞めたい理由は様々ですが、看護師を辞めることには以下のようなメリットがあります。
1.定時で仕事が終わる
会社で働く場合、通常は定時に出勤・退勤となるため、残業をしたり休日に呼び出されたりといったことがありません。
また、残業があるとしても長時間になることは少なく、予定が立てやすくなります。
会社によっては繁忙期は残業が増えることもありますが、基本的には残業がありません。
2.責任を負うのは自分のことのみ
看護師の場合、看護師のミスは自分のミスでなくても連帯責任とされます。
そのため、いろいろなミスを想定して行動しなければなりません。
会社の場合は仕事のミスは自分のミスなので、よほど会社に損害を与えたということでもなければ、自分で責任を負えば済むことがほとんどです。
3.自分のペースで仕事ができる
会社で働く場合、与えられた仕事を定時内で終わらせることができればいいので、自分のペースで仕事をすることができます。
看護師の場合は、自分の都合で仕事を切り上げたりすることはできません。
また、看護師だけの判断で動くことも難しいことがほとんどです。
常に自分と周りのことを気遣って仕事をしなければならないので、不自由に感じることもありますよね。
トイレなど周りを気にしないで行くことができることも、会社員ならではのメリットです。
4.座って仕事ができる
会社員の仕事は基本的には座り仕事なので、体がきつくないこともメリットです。
看護師の場合は休憩の時にもゆっくり座ることができないほど忙しいこともあり、また中途半端な中腰で仕事をすることも多いため、腰痛に悩まされる人も多くいます。
5.きちんと休める
会社員の場合は、休みの日は休みでゆっくり休むことができます。
看護師の場合は呼び出しがかかることもあるので、休みがなくなってしまったり、仕事のことを考えて休みどころではない、ということもしょっちゅうですよね。
一般の会社の場合は休みの日は他の人も休みなので、気兼ねすることがありません。
看護師を辞めることの4つのデメリット
看護師を辞めることにはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。
具体的にどんなことがデメリットなのかを見ていきましょう。
1.看護師の資格は活かせない
看護師の資格は専門なので、他の仕事に活かすことはできません。
看護師であるからこそ活かせる資格であり、他の場所では無資格・未経験という立ち位置で休職しなければならないということを覚えておく必要があります。
逆に看護師の資格があれば、退職などで一時期現場を離れたとしても、また復帰ができるということです。
2.転職しても忙しい職場で働く可能性もある
看護師だけが忙しいと考えがちですが、世の中にはブラック企業と呼ばれるような忙しい職場も存在します。
忙しい職場だから転職して普通の会社で働けばマシなはず、と安易に転職をすると失敗することもある、ということは覚えておきましょう。
3.転職したのに給料が安い
看護師から一般の企業に転職する場合、未経験の扱いとなるので給料はかなり安くなる可能性があります。
看護師をしていた時と同水準の給料が欲しいと考えて求職した場合、給料は高いけれど残業が多い、仕事がキツいなど看護師として働いていた時よりも大変になる可能性もありますね。
4.結婚や妊娠で退職する可能性がある
一般企業では、結婚や妊娠で退職をしなければならなくなることがあります。
看護師の場合は産休や育休の制度がきちんとありますが、一般企業ではまだそれほど浸透していないのが現実です。
そのため、働き続けたいと思っていても結婚や妊娠を機に退職を勧められるなど、思い通りにいかないこともあります。
辛い!もう耐えられない!看護師を辞めたい時の5つの解決法

どうしても看護師の仕事が辛い、もう辞めたい!と思った時に勢いで辞めるのは考えものです。
看護師の仕事に悩んだ時、すぐにできる解決法をご紹介しますね。
1.友人に相談する
辞めたいと考えた場合、一人で悩まずまずは周りの人に相談しましょう。
話してみると意外と同じような悩みを抱えている人が多かったりするので、「私はこうやって解決したよ」とアドバイスをもらえる可能性があります。
一人で悩んでいても状況は変わらないので、周りに相談してみてから辞めるかどうかを考えても遅くはありません。
2.上司に相談して配置換えしてもらう
人間関係などで悩んでいる場合、上司に相談して別の部署に変えてもらうといったことで状況が改善されることがあります。
特定の人にいじめられている、うまくいかないといった場合、その部署が合わないだけで別の部署ならのびのびと仕事ができるということもありますしね。
どうしても自分の能力のなさに目が行きがちですが、一緒に働く人が変わるだけで上手くいくことも多くあります。
3.休暇をとってとにかく休む
ストレスや疲れがたまると、良くない考えに支配されがちなので、まずは休むことを考えましょう。
「休みが取りにくいから休むのは無理」と考えてしまうかもしれませんが、上司に現状を伝えて休ませてもらいましょう。
体も心も限界に来ているのであれば、休まないとうつ病などになってしまう可能性もあります。
数日の休暇も取れない場合は、思い切って休職させてもらうことも必要です。
4.仕事が終わったら仕事のことを考えないように行動する
ストレスや疲れをためないためにも、仕事が終わったら気持ちを切り替えましょう。
失敗したことや怒られたことをいつまでも考えていても、それで解決するわけではありません。
仕事の後や休日には趣味の時間を持つ、休みの日にはスマホの電源を切るなど、仕事から自分を切り離して過ごすことが自分を守ることにもなります。
5.転職を考える
休みを取らせてもらえない、残業ばかりで体力が限界、という場合には転職を考えましょう。
あなたの働いている病院ばかりが全てではありません。
あなたと同期の人の中には、同じような条件でもっと給料が良かったり、待遇がいい病院で働いている人もいます。
せっかく勉強して看護師の資格を持っているのですから、転職する場合でもその資格や経験が活かせる職場を探すことを考えましょう。
【まとめ】辛くて辞めたいなら辞めていい!看護師向け転職サイトで自分に合った病院を探そう

看護師になるためには学校や実習など時間もお金もかかるため、「せっかく看護師になれたのに辞めるなんてもったいない」と自分で思い込んだり、周りに言われたりしますよね。
それでもあまりに辛くて体調を崩すなど影響が出ているようなら、無理をして続けることはありません。
ただし看護師の資格は一生もの。できれば休んで落ち着いてから、自分に合った病院を探すことを考えましょう。
看護師向け転職サイトでは、看護師の転職を考えているあなたにピッタリの職場を探すことができます。
現状が辛いなら、我慢せず思い切って転職活動を始めてみましょう。あなたが生き生きと充実して働ける病院が必ず見つかるはずです。