仕事の不満や上司への文句など、人の批判を職場でする人たち。
正しいことを言っていることも多いのですが、毎日同じことを言ってくるため、話に付き合うのが疲れてしまいますよね。
内容もネガティブなことが多くて、聞いていて大変です。
また、その批判が自分に向けられたら、厄介なことこの上ないですよね。。
この人たちは、なぜ批判したり人のすることに文句を付けるのでしょうか。
ここでは職場で必ず一人はいる、人を批判ばかりしている人の特徴や心理から、批判の対象にならないようにするための対処法をご紹介します。
また、批判している人に対処するための具体的な方法も併せてご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
[リードランキング]目次
職場で批判ばかりする人ってどんな人?その特徴とは

職場で必ず1人か2人はいる、職場環境や待遇、また上司や同僚の批判をする人たち。
面倒とは思うものの、そういった人たちとも一緒に仕事をする必要がありますよね。
批判ばかりする人たちのことをよく知るためにも、まずは彼らの特徴やタイプを見ていきましょう。
人と違うひねくれた見方をする
批判ばかりする人は、会話をしていてもその受け止め方が素直ではありません。
- 何でも「そうですよね」と受け入れる人を見れば、「自主性がない」と言う
- 上司に可愛がられている人を見ると、「あの人はお調子者だから」と言う
このように、悪い面ばかりをあげつらったりしてしまうんですよ。
聞かされる側からすると、「そういった言い方もできますよね」としか答えられないぐらい、考え方がどこかねじれているのが特徴です。
人に話しかける時の話題が批判話
会話をする時にはまず否定から入るのも、批判的な人によく見られる特徴ですね。
批判する人は、誰かと会話する時の話題は常に誰かの批判ばかり。
- 「あの人今日遅刻したのにお詫びもしなかった」
- 「今日の○○さんの服、ちょっとあり得なくない?」
といった感じで、相手に同意を求めているのでしょうが、どんな相手でもまず否定をします。
言われている相手が親しい人だった場合、どう答えていいのか返答に悩むこともしばしば……。面倒ですよね。
誰に対しても攻撃的な言い方をする
批判をする人は言い方が攻撃的で、常にケンカ腰です。
自分の言葉が正しいと思っているので、相手が否定したり反論したりすれば、すぐに大きな声で自分の主張を押し通すのが鉄板ですね。
それが同僚であっても上司であっても、関係ありません。
ただ批判ばかりが先行して、そのための改善策を提示しないことが多くあります。
議論はいつも平行線のまま進展はなく、何度も同じ意見を繰り返すだけ。
攻撃的な言い方をされると、周りの人は本当に困ってしまいますよね。。
観察力が高いがいつも悪いところばかり見つける
批判ばかりしている人は、びっくりするぐらい細かいところまでよく見ていて、ある意味尊敬してしまいます。
- 人が着ている服や靴
- 誰と誰が会話をしていた内容
- 誰かが話していた家庭の事情
など、普通ならスルーしてしまいそうな話題でも、きちんとチェックしているのが批判する人の特徴なんですよ。
例えば、「あの人きれいだね」と話題になっても、批判する人は「ええー、そうかな?あの人の着てる服、デザインが去年のだよ」と批判します。
「そんなことよく知ってるね(笑)!」ということも、しょっちゅうありますね。
そんなところまでチェックできるのなら、良いところも発見できそうですが、そこはチェックしていません。
悪いところばかりに観察力が高いのも、批判ばかりする人の特徴です。
職場で批判ばかりする人の心理とは?

誰に対しても批判をする人は、どんな心理からそういった行動を取るのでしょうか。
間違った対処をしないためにも、批判する人がひた隠しにしているその心理について詳しく見ていきましょう。
自分に自信があり今の状況に不満がある
自分の価値を高く考えている人は、周りの人が自分より劣っていると見ているので、「なんで自分がこんな奴らと同列なんだ」という気持ちが常にあります。
- 名門の学校を卒業していた
- 首席だったりして周りからもエリートとあがめられていた
なんて人も多く、自分の実力を評価してくれない会社がおかしいと常に考えていて、不満が常にくすぶっているのが側にいても垣間見えるんですよね。
「自分はもっといい企業に就職できるはずだったのに」という不満を抱えているため、会社や周りの人を批判することで気持ちのバランスを保っているんです。
自分の理想や要求するものが高すぎる
自分が理想としている姿が高く、現実を受け入れられない人も批判的になる傾向がありますね。
今まで人に批判されたり叱られたことがなく、さらに頭も良くて常に人の先頭に立って行動していた場合、「こんな自分であればもっと高い地位にいるはず」という理想から離れられません。
普通は自分に能力があっても、職場での自分の地位が低ければ仕方ないと受け入れるものですが、批判的な人はそれができず、またハードルを下げることにも我慢できないので、批判をしてしまうのです。
相手にコンプレックスを感じている
批判する人は、一緒に働いている人に対してコンプレックスを持っている場合もあります。
コンプレックスは心理用語ですが、日本では「劣等コンプレックス」という意味で使われていますね。
簡単にいうと、自分と相手を比べて自分の方が劣っている、と感じる心理のこと。
このタイプは、
- 自分より劣っているはずの人間が仕事で成果を出している
- 自分がやりたいと思っていたことをアイツがやった
そういったことから刺激されてしまい、相手を批判するようになります。
また、自分が気にしていることを指摘された時も、それが図星であればコンプレックスを刺激され、批判という形で逆襲を始めてしまうこともあるんですよね。
批判する人のほとんどが、大きなコンプレックスを抱えているといっても過言ではありません。
周りに認めてもらって自分の価値を上げたい
批判をすることで相手を下げ、相対的に自分の評価が上がると考えて人を批判することもあります。
批判することは、声が大きくさらに注目を集めることになりますよね。
批判が彼らの自尊心を満足させてくれるため、批判がヒートアップしがちなんです。
「お前たちは批判ができないけれど、俺はちゃんと言える」という考えが根底にあるので、同僚のミスを見つけた途端に大きな声で指摘したりするんですよ。
相手の評価や評判を下げることで、「自分ができる人間だ」ということを誇示したい心理の表れなのですね。
批判することで相手を共通の敵にしたがっている
仲間を作るために、敵とすべき批判する相手を作ろうとする心理もあります。
女性によく見られる傾向ですが、「仲間の結束を強くするために敵を設定する」というものですね。
共通の敵がいれば、仕事ができない人やあまり仲良くない相手でも「仲間」としてつながることができます。
よくあるのが、「嫌いな先輩や上司の悪口を話題にすればみんなと仲良くできる」というもので、そのリーダーとなるのが批判をいつもしている人だったりするんですよね。
共通の敵を作って仲良しになっても、それは本当の意味での仲良しではありません。
しかしそれに気づかず、特定の人を批判して他の人との結束を深めたいと思い、批判的になってしまう人もいます。
批判ばかりする人と職場で上手く付き合う5つの対処法

批判ばかりする人と一緒の職場にいると、毎回同じ話を聞かされたりして疲れてしまいますよね。
だからといって変な対応をすれば自分がターゲットになりそうで、やり過ごす方法ばかりを考えてしまうのではないでしょうか。
批判ばかりする人が職場にいる場合に、上手に付き合うための対処法、また批判される側にならないための方法をご紹介します。
批判ばかりしている人には近付かない
職場で平和に過ごすためには、批判ばかりしている人とはある程度距離を置くことが一番です。
批判している人と一緒にいると、周りの人からはあなたも”批判している人の1人”と見られてしまう可能性があるんですよ。
また自分でそう思っていなくても、批判する相手から「自分の話を肯定してくれる人」と勝手に思われたり、関わったことで今度は批判の矛先が向けられる可能性もあります。
「親しくならない、距離を置いて付き合うこと」があなたを守ることになるので、覚えておいてくださいね。
相手の批判の言葉を受け入れその言葉を繰り返す
相手から批判を受けたりアドバイスをされた時、それが的外れだったり、なんでこんなことを言われなくちゃいけないんだ、と腹が立つこともあるでしょう。
ただそこでムキになって否定したり反論すれば、相手の思うツボです。
さらに批判するネタを提供することになりかねません。
この場合は、相手の批判を受け入れ、「じゃあこの会議の時はこうしたらいいんですね」と確認の意味でも相手の言葉を繰り返して復唱してみましょう。
反論しなければそこで話が終わります。
悔しい気持ちもわかりますが、ここは一つあなたが大人になって、相手の批判の言葉を受け入れてみましょう。心から受け入れなくてもいいのです、表面上だけでいいのです。
あなたが相手の言葉を受け入れて、反論さえしなければ、相手も満足します。
批判の言葉を肯定的な言い方に変えて相手に返す
相手の批判の言葉を、「なるほど、そうかもしれませんね」とまずは肯定しましょう。
自分の意見がある場合には、「ここはたしかに問題だと思います。ですがこの部分はそのままの方がいいと思います」といった言い方をすれば、角が立ちません。
批判する人は自分の意見を受け入れてくれれば、とりあえずは満足してくれるのです。
なので、相手の言葉を肯定しつつ、自分の意見もやんわりと伝えてみましょう。
批判してくれたことに感謝の言葉を返す
それが自分には納得いかない批判であっても、感謝の気持ちを返すのがその場を無難にやり過ごすことになるのでおすすめです。
例えば、「○○しなきゃダメじゃない、本当にトロい人なんだから」と言われたとします。
「気が利かなくてすみません。次は気をつけます、ありがとうございます」と返せば、それ以上は相手も言ってきません。
批判ばかりする人は、「自分の存在を認めてほしい」という承認欲求がとても強いです。
なので、感謝されればその承認欲求が満たされて、満足してくれるんですよね。
「なんであんな奴に感謝しなきゃいけないんだ!」と憤慨する気持ちもわかりますが、ここもあなたが一歩大人になってあげてください。
心の底から感謝しなくていいし、表面上だけでいいんです。
言葉だけでも感謝しておくと、これ以上批判的なことを言ってこなくなったりしますから、ぜひ試してみてください。
批判の言葉に対してのアドバイスを求める
相手の批判の言葉を受け入れた上でアドバイスを求めるのも、批判的な人の矛先を反らす良い方法です。
批判的な人は批判はするものの、それを改善するための対策はあまり考えていない人がほとんどなんですよ。
「確かに○○は問題ですよね。◇◇さんならどう考えます?」と、意見を求めてみましょう。
何も考えがなければそれ以上批判をすることをやめてくれますし、有用な意見を出してくれる可能性もあります。
有意義な意見を出してもらえれば、今後に生かせますしね。
批判をただの批判で終わらせないためにも、ぜひアドバイスを求めてみてください。
【まとめ】職場で批判ばかりする人があまりにも辛いなら転職も考えよう

職場で常に誰かを批判せずにいられない人は、自己顕示欲が強く、批判することで自分が優位に立とうとします。
そのため、批判されたことに感情的になって対応すると、相手のコンプレックスを刺激してさらに批判がエスカレートして、泥沼になってしまったりするんですよ。
その場の話で終わればいいのですが、批判的な人は根に持って、いつまでも繰り返し批判してくることもあります。
そのターゲットになってしまうと、仕事どころではなくなってしまいますよね。
もし現在、あなたが職場で批判的な人に批判されてばかりだったら、上記の対処法をぜひ試してみてください。
それでもうまくいかないのなら、あまりにも辛かったら、転職することも視野に入れましょう。
転職さえすれば、職場の批判ばかりする人から一瞬で離れることができます。
何を試しても批判ばかりされて毎日攻撃されるなら、違う職場に行くのも良いでしょう。
批判ばかりする人に振り回されて、あなたの大事な人生が辛いものになってしまったら損ですし、何より嫌ですよね。
そんな人と関わるのはやめて、新しい職場であなたを大事に尊重してくれる人たちと出会い、生き生きとした楽しい仕事ライフを送ってください。
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