「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」の氷川紗夜&氷川日菜!不思議な双子を徹底比較

「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」の氷川紗夜&氷川日菜!不思議な双子を徹底比較

画像出典:公式サイト:BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト

バンドに青春をかける女の子たちを描いた「バンドリ!」シリーズ。

アニメやコミカライズなど様々なメディアで展開されていますが、現在大人気なのがスマホアプリゲーム「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」です。

個性豊かな5つのバンドが、それぞれの夢や目標を心に秘めて活動していく姿が描かれています。

その中でもひときわ特別な関係性が描かれるふたり、氷川紗夜と氷川日菜。

アプリ内で公開されたイベントストーリーを軸に、ご紹介します。

 

「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」の双子キャラ・氷川紗夜と氷川日菜

 氷川紗夜と日菜は、双子の姉妹。

双子といえば、顔立ちのほかに雰囲気や性格も似たものとして描かれることが多いですが、彼女たちの纏う空気感はまったく違うのです。

性格も対照的で、本当に双子なの?と思われる方も多いかもしれません。

そんな2人についてご紹介します。

 

クールな努力家の姉・氷川紗夜(ひかわ・さよ)

バンドリ!ガールズバンドパーティ!氷川紗夜
  • CV:工藤晴香
  • 3月20日生まれ 花咲川女子学園高校2年生

氷川紗夜は、作中でもナンバーワンの実力を持つとされる高校生ガールズバンド「Roselia(ロゼリア)」のギタリスト。

既に圧倒的なテクニックを持っていながら、さらなる精進を目指し努力を怠りません。

Roseliaに参加したのも、ボーカルである友希那の高みを目指す姿に共感したから。

中途半端な目標で妥協することなく、常にトップを目指しています。

そんな紗夜のコンプレックスである存在こそが、双子の妹である日菜。

まっすぐに自分を慕ってくる日菜に対して、ぶっきらぼうな対応をしてしまいます。

紗夜は、いつも自分を追い越していく妹の日菜と比較されないように、日菜がやっていなかったギターをはじめました。

紗夜がギターをはじめたきっかけは、日菜だったのです。

 

明るい天才肌の妹・氷川日菜(ひかわ・ひな)

バンドリ!ガールズバンドパーティ!氷川日菜
  • CV:小澤亜李
  • 3月20日生まれ 羽丘女子学園高校2年生

氷川日菜は、紗夜の双子の妹です。芸能事務所に所属しているアイドルバンド「Pastel*Palettes(パスパレ)」のギタリスト。

パスパレのメンバーは元々事務所に所属して芸能活動をしていたメンバーが多いのですが、日菜は唯一オーディションで合格して加入したメンバーなのです。

そのオーディションも、「受けてみたら、受かっちゃった!」とあっけらかんと笑う日菜。

とても頭が良く成績も優秀。わくわくすることを「るんっときた!」と表現し、自分の感覚を何よりも大切にする女の子です。

その言葉からもわかるように、努力型の紗夜に比べて、日菜は天才型。

そしてギターをはじめたのも、紗夜の姿を見ていたからでした。

紗夜がギターをはじめたきっかけは、日菜だった。

日菜がギターをはじめたきっかけもまた、紗夜だったのです。

そしてその天才的な才能で、どんどんギターの才能を開花させていく日菜。

そんな日菜に対し、姉の紗夜は強いコンプレックスと拒否感を隠しません。

それでも、日菜は「おねーちゃん」が大好き。誰よりも姉を慕い、信頼し、追いかけつづけるのです。

そんな2人がしている、とある約束があります。それは…

「お互いがきっかけで始めたギターを、勝手にやめたりしない」。

 

「バンドリ!」紗夜・日菜の関係と変化~イベントストーリー「星に願う短冊」より~

バンドリ!ガールズバンドパーティ!紗夜・日菜

2017年6月に「バンドリ!ガールズバンドパーティ」内でリリースされたイベントストーリー、「星に願う短冊」。

このイベントでは、紗夜と日菜の微妙に開いていた距離が縮まっていく様子が描かれます。

まだ2人がぎくしゃくしている頃。紗夜はRoseliaのメンバーとしての活動を通し、少しずつ変化していきます。

日菜と自分を比べるのではなく、自分の目標を持って歩んでいくことを決意し、以前のように日菜を一方的に突き放すことはなくなってきていました。

けれど、やっぱり少しぎこちない関係が続く毎日。

ある日、日菜は紗夜を「商店街の七夕祭りに行こう!」と誘います。

しかし、日菜との距離を測りかねている紗夜に「他の人と行ったらいいじゃない」と断られてしまうのでした。

紗夜に断られることを予想していた日菜は、しかたないと諦め、当日はひとりで商店街の七夕祭りに行ってみることにします。

笹に飾る短冊を書いていると、母親に買い物を頼まれた紗夜が日菜のもとに。

そして、日菜の書いた短冊を持ち去ってしまった鳥を追ってたどり着いた公園で、2人は久しぶりに並んで話をします。

バンドリ!ガールズバンドパーティ!紗夜・日菜

小さい頃、遊んだ思い出を語りながら、今の日菜のことをほとんど知らないことに気づいた紗夜。

最近は、まっすぐに向き合って話をすることも減っていたから……。

帰り道、「おねーちゃんも短冊を書こう」と、日菜にせがまれ、ひとつの願いごとを短冊に綴るのでした。

「日菜とまっすぐ話せますように。」

まだ少しぎこちないけれど、少しずつ、話をする時間を増やしながら。

紗夜と日菜は、少しずつ「姉妹」に戻ろうとしていくのです。

 

「バンドリ!」紗夜・日菜のこれから~イベントストーリー「秋時雨に傘を」より~

イベント「秋時雨に傘を」では、紗夜と日菜の「これから」が描かれます。

このイベントストーリーにおいて、ファンを驚かせたのは日菜の「表情」。

いつも笑顔で「おねーちゃん」を慕いつづける日菜が、強い感情をあらわにして紗夜に向き合います。

そして紗夜もまた、2人の関係について振り返り、未来への目標を見つける…。

ファンに大きなインパクトを残した、秋の日の出来事をご紹介します。

バンドリ!ガールズバンドパーティ!紗夜・日菜

七夕の日から数ヶ月が経った秋の日。

紗夜は日菜と過ごす時間を少しずつ増やし、以前のぎくしゃくした雰囲気は少しずつ消えています。

以前より日菜のことがわかりかけてきた…と感じる日々が続いていました。

ある日、日菜の所属するパスパレのライブ映像を見た紗夜は、日菜の演奏を見て感じます。

荒削りで少し走るテンポも、魅力的な日菜の個性。楽しそうなその音に強い魅力を感じる。

でも、自分の演奏はといえば、ただ正確なばかりでつまらない、味気ない……。

日菜を強く意識するあまりスランプに陥った紗夜は、相変わらず自分を慕ってくる日菜を再び突き放してしまうのでした。

「日菜に負けない」という気持ちにとらわれ、自分の音を見失う紗夜。

紗夜のそんな告白を聞いたRoseliaのボーカルである友希那は、自らの経験と重ね合わせながらこう告げます。

「この苦しみから逃げずに向き合うことこそが何よりも大切で尊いこと」であると。

バンドリ!ガールズバンドパーティ!紗夜・日菜

降り出す雨の中、悩む紗夜のもとに、日菜が傘を差し出します。

何度突き放されても、それでも日菜はいつだって自分のそばにいてくれる。

それなのに、うまくいかないことを全て日菜のせいにしていた紗夜。そのことに気づいた瞬間、涙が溢れて止まらなくなってしまうのでした。

紗夜は打ち明けます。

「日菜の音を聞くことで、劣等感や憎しみが増してしまう気がしていた。」

音楽を楽しんでいる、それは紗夜のギターにはないもの。

つまらない音を奏で続ける自分への苛立ちをさらけ出した紗夜に、日菜は言います。

「おねーちゃんのギターが大好きだよ。前よりずっと楽しそうな音をしてるんだよ」

「勝手に約束を破ろうとするおねーちゃんなんて大嫌い」

バンドリ!ガールズバンドパーティ!紗夜・日菜

涙をこらえて、必死に訴える日菜の、今までに見たことのなかった表情。

「あたしのことを嫌いでもいいから、ギターをやめてほしくない」

いつだって紗夜を想う日菜のまっすぐな気持ちが伝わる表情と言葉に、紗夜は心を打たれます。

いつか自信を持って日菜と並べるようになるまで、決してギターをやめない。

紗夜のそんな決意とともに、ストーリーの幕は閉じられます。

紗夜は日菜にとまどいながらも歩み寄り、日菜は微笑みながら待っている。

紗夜を追いかけて、いつも追い越していってしまう日菜に、紗夜は憧れを抱いています。

日菜に負けないと向上心を持ち続けることが紗夜にギターを上達させ、Roseliaのメンバーとともにさらなる大きな目標に向かって進んでいきます。

そして日菜も紗夜を追いかけてはじめたギターをきっかけに様々な出会いを経験し、輝ける楽しい場所を見つけました。

紗夜により人生を変えられた、それは間違いありません。

お互いがお互いの人生に影響を及ぼし、お互いを目標としています。

それぞれのバンド活動に邁進しながらも、いつでも心の底にはお互いの存在がある。

そんなことを感じさせながら、2人の日々は続きます。

 

【まとめ】「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」の氷川紗夜&日菜~世界でひとつの大切な人~

バンドリ!ガールズバンドパーティ!紗夜・日菜

本音をぶつけあったあの秋の日から、2人の距離は縮まりました。

誰よりも分かり合える双子でありながら、すれ違っていた紗夜と日菜。

穏やかな表情で会話をする、そんな日々が戻ってきました。紗夜ももう、日菜を突き放しはしません。

自分とは少し違う感覚の持ち主である日菜との会話にとまどうことも多い紗夜ですが、それでもやっぱり大切な妹。

世界にたったひとりしかいない存在なのです。

そして日菜は相変わらずおねーちゃんが大好き。いつだって揺るがないその気持ちに、紗夜も向き合い、応えていくのでした。

「秋時雨に傘を」のイベント楽曲であったRoseliaの「Determination Symphony」は、日菜に対する紗夜の気持ちを歌い上げた曲です。

イベントストーリーをすべて読んだあとに聴くと、きっと心に深く染み渡ることでしょう。

過去のイベントストーリーは現在もアプリ内で読むことができます。

2人の変化を楽しみながら、そして今後に期待しながら、ぜひチェックしてみてくださいね。