揚げ足を取られるのって、本当に嫌ですよね。
特にその「揚げ足取り」の人が職場にいたら、とても辛いです。
細かくミスを指摘され、些細な行動や発言まで取り上げられ、責めたてられる。
揚げ足取りは、できれば一番関わりたくないと思ってしまう相手です。
揚げ足取りの人に頻繁に指摘されるようになれば、
- 「こんなに毎回言われるなんて、私ってそんなにダメなんだろうか」
- 「次もまた何かいろいろ言われるのでは…」
- 「そもそも私は相手に嫌われているのではないか?(落ち込む)」
このようにネガティブスパイラルに陥ってストレスがたまり、自信も失ってしまいます。
こんな人に振り回されるの、もう嫌ですよね。
ここでは揚げ足を取る人の心理や特徴・対処法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
揚げ足を取る人とうまく付き合えるようになり、ストレスも軽減できるようになるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
[リードランキング]目次
「揚げ足を取る(揚げ足取り)」の意味とは?

人の言葉じりや言い間違いを取り上げて、相手を責めることを、「揚げ足を取る」と言います。
「揚げ足取り」も「揚げ足を取る」ことと同じ意味ですね。
「揚げ足を取る」の”揚げ足”とは、相撲や柔道などで相手が技をかけようとして揚げた足のこと。
”揚げ足を取って相手を倒す”ということから、相手の失敗や失言につけこんでやり込めたり、皮肉や嫌味を言ったりする意味になったんです。
揚げ足を取る人(揚げ足取り)の心理・特徴

揚げ足を取る人の心理や特徴は、いったいどんなものなのでしょうか?
実は、彼らの心の裏には、驚くべき心理や特徴がありました。
劣等感や不安感を強く持っている
揚げ足を取る人は、劣等感や不安感を強く持っていることが多いんです。
自分に自信がある人は、揚げ足を取るなんてことはしません。
自分に大きな劣等感や不安感を感じているからこそ、人の失敗をその都度指摘して、相手より自分の方が優秀なんだということを証明したいんですよ。
周りの人に対しても自分に対しても、「その人より私の方が優れているんですよ!」と見せつけたいんです。そのために相手の揚げ足を取って、責めたててしまうわけですね。
相手を落として自分が上に立ちたい
揚げ足を取る人は自分に対して自信がないので、「相手を蹴落として自分が上に立ちたい」と思ってしまいます。
自分が上だと知らしめたいので、相手を落として自分が上に立つ・優位に立つ手段(揚げ足取り)を取ってしまうんですよ。
特に職場では、相手が有能だと感じた場合、自分の立場が危うく感じてしまいます。
そんな時に揚げ足を取って相手を蹴落とし、自分の方が上だと見せつけて、その不安を払拭しようとするわけですね。
相手にしてほしい寂しさもある
揚げ足を取る人は、寂しさや孤独を抱えている場合も多いです。
特に相手を嫌いというわけではないのですが、寂しいがゆえに相手にしてほしかったり、かまってほしかったりする心理も隠れているんですよね。
揚げ足を取る相手に対しては格下に見ている態度で接してくるのですが、自分より偉い人には揚げ足を取ることがなかったりもします。
つまりまあ、肝っ玉が小さい小心者ってことでもありますね。
揚げ足を取る人(揚げ足取り)と上手に付き合う対処法

揚げ足を取る人は不安や劣等感が強く、なおかつ寂しがり屋で、ただ自分が優位に立ちたいだけで嫌なことを言ってきます。
でもそんな心理があるからといって、揚げ足取りに振り回されるこちらも辛いですよね。
いろいろ言われるのは、やっぱり嫌ですし。。
いったいどうしたら、揚げ足取りの人と上手く付き合うことができるのでしょうか?
次は、揚げ足を取る人にいろいろ指摘されなくなる対処法をご紹介しますね。
相手を無視しない
まず、一番やってはいけないのは「無視」です。
無視はそもそも人間としてやってはいけない行為ですし、いくら相手が揚げ足取りだからといって、無視してOKというわけではありません。
そしてなんといっても、揚げ足を取る人は不安や劣等感・寂しさが強い人たち。
そんな彼らを無視してしまうと、その不安や劣等感や寂しさが増幅し、より揚げ足取りが悪化したり、さらに攻撃的な言動が増えてしまう可能性があります。
その方が怖いですよね。なので、絶対に彼らを無視することはしないようにしましょう。
やり返さない(言い返さない)
揚げ足を取られてばかりだと、「あんただって出来ていないじゃないか」と言い返したくなりますよね。
でも、それは無視と同様によくありません。
揚げ足を取る人は不安や劣等感が強いだけでなく、プライドも高い傾向にあります。
彼らに言い返したら最後、見る目がもっと厳しくなり敵とみなされて、さらに攻撃的な態度を取られるようになってしまう可能性が高いんですよ。
そうなると関係が悪化して、修復も難しくなります。
今後同じ職場で一緒に居続けるために、険悪な雰囲気にはしたくないですよね。
理不尽だと感じてしまうかもしれませんが、相手の不安を刺激しないよう、やり返さない・言い返さない方が得策です。適当に話を合わせておきましょう。
できるだけ関わらない
無視も良くない・言い返すのも良くない…だと自分が我慢してばかりで、疲れ果ててしまいますよね。
なので、揚げ足を取る人とはできるだけ関わらないことも大事です。
仕事で関わる時はしょうがありませんし、必要最低限の話もしないのは良くないですよ。
でも、それ以上深く関わる必要もありませんよね。
相手が不快なら適度な距離を保って、必要以上の関わりを持たないようにしましょう。
相手の言葉は間に受けない
揚げ足を取る人の言葉を間に受けて、気にしてしまうと自分の心がやられます。
揚げ足を取られてばかりいると、
- 「そんなに自分ってダメなのかな」
- 「そもそもなぜこんなに自分は指摘されるんだろう」
- 「この人、私のこと嫌いなのかな…」
など、悪い方向にばっかり考えてしまいます。
悪く言われればこんな風にネガティブに捉えてしまいがちですが、実はソレ、全く意味がないんですよね。
どうしてかというと、相手があなたのことを好きか嫌いか、という問題で揚げ足を取っているわけではないからです。
上述した通り、揚げ足を取る人は強い劣等感や不安感を抱えています。その劣等感や不安感が揚げ足取りを引き起こしているので、あなたに非があるわけではないんですよね。
相手の心の問題なので、いくらあなたが努力をしても、揚げ足取りは変わりません。
揚げ足取りの人の心が変わらない限り、永遠に誰かの揚げ足取りをしてしまいます。
つまり、あなたが揚げ足を取られたり、嫌われてるのでは?と悩むこと自体ナンセンスなんですよ。だってあなたは悪くないのですから。
なので、揚げ足を取る人の言葉の裏を読んで振り回されないようにしましょう。
相手の言動は間に受けない・気にしないのが一番です。サッと流しておきましょう。
相手を安心させてあげる言葉をかける
揚げ足を取る人への正しい接し方は、「安心させてあげる」ことです。
彼らは不安や劣等感が強いため揚げ足を取ってきますが、裏を返せば心が安心さえすれば、それ以上は言わなくなるってこと。
ある程度寛容な心を持って、「そうですね」と軽く同調しながら話に付き合います。
そして最後に重要なのが、感謝の言葉を述べること。
「ありがとうございます」と伝えましょう。
「えっ、揚げ足取りに嫌な思いをさせられてるのに、感謝なんかできないよ!」と思う人もいるでしょう。お気持ちよくわかります。
でも、思い出してください。揚げ足取りの人は不安でいっぱいなのです。
つまり、言い返して不安を増長させるより、感謝して安心をあげた方が良いんですよ。
「ありがとう」と伝えることで、彼らは心が安心感に満たされます。すると、「不安が減る=揚げ足を取ることが減る」んですよね。
何か言われたら、「指摘してくださって、ありがとうございます」と伝えてみましょう。
すると、揚げ足取りの人は「指摘したことをわかってくれたんだ、自分は役に立ったんだな」と思ってくれるわけです。
役に立ったと感じた彼らは安心感でいっぱいになり、それ以上の攻撃はしてこなくなるんですよ。
また、何度も「指摘してくださりありがとうございます」と伝えていれば、彼らも変化して、そのうち揚げ足を取らなくなるようになります。
いろいろ言ってるのに感謝してくれる相手って、なかなかいないですよね。
嫌な顔をするどころか感謝してくれる相手に、攻撃的な気持ちを持ち続けられる人はいません。
多少なりともあなたに対して好意を抱くようになるため、揚げ足取りも減っていきます。
揚げ足を取る人(揚げ足取り)が上司や部下や同僚にいる場合

揚げ足を取る人が上司や部下や同僚にいる場合、かなり辛いですよね。
職場だと一緒に行動しなければいけない場面・顔を合わせなければいけない場面は必ずありますから。
なので上述した通りに、揚げ足を取る人には接してあげてください。
- 相手を無視しない
- やり返さない(言い返さない)
- できるだけ関わらない
- 相手の言葉は間に受けない
- 相手を安心させてあげる言葉をかける
揚げ足取りの人に対しては、ある程度寛大な心を持って話を聞いてあげるのが大事です。(ただし間に受けず、心の中でサッと流してしまうこと)
そして「そうですね」と同調して話を合わせつつ、最後には「教えてくださってありがとうございます」と感謝の言葉を述べることですね。
ただし、相手に媚びるようなことをしてはいけませんよ。
媚びれば反感を買ってしまうこともありますし、逆に相手が調子に乗ってしまう可能性もあるからです。
相手に合わせ過ぎず、あくまでも自分のペースで相手の話に同調し、安心させる言葉をかけてあげてください。
特に職場の人とは、適度な距離感がとても大事です。
無視したり攻撃的な態度を取って関係が悪化したら居づらくなりますし、必要以上に関わったり媚びたりするのも疲れてしまいますよね。
相手を批判することなく、適度に話を合わせて安心感を与えてあげるのが一番です。
「毎回人の揚げ足を取るほど、心が不安や劣等感でいっぱいなのだな」と、温かい目で見てあげましょう。あなたの方が一枚上手になってあげるのです。
揚げ足を取る人(揚げ足取り)が辛いなら転職もあり

揚げ足を取る人が職場に居て、どうしても辛いなら転職をするという方法もあります。
その会社から離れることで、悩みからあっさり解放されることもあるんですよ。
「でも、どこの職場でも同じような人がいるし……」と思ったら、それは大間違い。
世の中には、揚げ足を取る人がいる会社ばかりじゃありません。
人間関係になんの悩みもなく、楽しく仕事できる職場だってたくさんあるんですよ。
(私の友人には「仕事が難しくて悩んでるけど、人間関係が良すぎて転職できない」という人もいるくらいです)
「揚げ足を取る人がどうしても辛い」と感じるなら、この先ずっと「辛い」と感じながら働き続けるってことですよね。
それなら、転職してしまった方が長い目でみると良かったりします。
今すぐに転職を考えられなくても、とりあえず転職サイトに登録して求人情報を見てみるだけ、というのでも良いですしね。
求人を眺めてみて良さそうな職場が見つかれば、転職への行動を踏み出せばいいだけです。
「求人情報だけでも見てみようかな」って思った時に便利なのが、「リクナビNEXT」。
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人間関係に悩むことのない、あなたらしく過ごせる職場をぜひ探してみてくださいね。
【まとめ】揚げ足を取る人(揚げ足取り)の人とは上手に接しよう

揚げ足取りの人は強い不安や劣等感を持ち、相手を落として上に立ちたいだけです。
なので、指摘をされたあなた自身が特別悪いわけではありません。
相手の言っていることで、「それは正しいな」と思う部分だけ受けとめて、それ以外はサッと横に流してしまいましょう。
いろいろと言ってくることに対しては、「不安な気持ちでいっぱいなんだろうな~」と思ってあげてください。
その不安を刺激せず、安心させてあげることで、揚げ足を取ってくる人と上手に付き合うことができるようになります。
感謝の意を伝えていれば、相手との関係が悪化することはありません。
「ありがとうございます」と伝えつつ、揚げ足取りの人とは適度な距離を保って、これ以上あなたのストレスを増やさないようにしましょう。
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